お財布にも優しい“塩シャン”そのやり方と注意点
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「皮脂分泌が活発で汗のニオイが気になる夏より、寒くなるこれからの季節こそ、“塩シャン”を始めるベストタイミングだと思います」

 

そう教えてくれたのは、美容ジャーナリストの錦織なつみさん。「冬の訪れを実感するのは、落ち葉ではなく抜け毛」……これは笑えない事実。気温低下や乾燥が激しくなる秋から冬にかけては頭皮もバランスをくずしがちで、抜け毛や髪やせ、フケやかゆみ、ベタつき、白髪などの“異変”を起こしやすいという。

 

「こんなときは過剰なケアより、シャンプーの残留成分や皮脂の毛詰まりをすっきり落とすことが先決です」

 

錦織さん自身も長い間、かゆみやかぶれ、湿疹などの頭皮トラブルに悩まされてきたが、10年ほど前に頭皮クレンジングを徹底する洗髪法に変えてからは、ほとんどが解消されたという。それが塩シャンプー、通称“塩シャン”だ。

 

市販のシャンプーは使わず、その名のとおり、塩で髪と頭皮を洗うというもの。じつはこの塩シャン、多くのハリウッド女優やセレブを担当する皮膚科医が、頭皮の余分な皮脂や汚れをデトックスし、ニオイを軽減する効果が期待できると太鼓判を押し、話題になっている。

 

【塩シャンのやり方】

 

塩はミネラル分の多い国産の天日干しした海水塩がおすすめ。高いものである必要はなく、錦織さんは1キロ100円ほどの瀬戸内海の海水を使った、固まらないさらさらタイプの塩を愛用。錦織流の塩シャンのやり方は2日に一度洗髪。

 

「ただし、スタイリング剤を使ったら、その日のうちにクレンジング剤で落として。軽めにつけたのなら、塩シャンだけでOKです」(錦織さん・以下同)

 

(1)ブラッシングする

 

髪が乾いた状態でていねいにブラッシングし、髪表面のホコリや頭皮の汚れを浮かび上がらせる。ブラシはクッション性の高いものを。

 

(2)シャワーをかける

 

ぬるま湯(38度前後)のシャワーをたっぷりかけて、ブラッシングで出た汚れを流す。これだけでも汚れのほとんどは落ちている。

 

(3)「塩湯」でもむ

 

洗面器の1/3くらいまでお湯を張り、大さじ2杯程度の塩を溶かして「塩湯」をつくる。これを頭皮にまんべんなくかけ、指で頭皮をやさしく刺激しながら、2〜3分もみ込むようにマッサージする。再びぬるま湯のシャワーをたっぷりかけて洗い流す。

 

塩シャン後、きしみが気になる場合は、洗面器1/3くらいのお湯に酢大さじ1〜2杯を溶いた「酢リンス」をかけ、塩湯と同様、頭皮になじませるようにマッサージ洗いする。キューティクルを引き締めることでくし通りがよくなり、頭皮をうるおしてくれる効果も。酢は米酢でもいいが、香りのいいりんご酢なら、酢のニオイが苦手な人も使いやすい。その際、砂糖や甘味料、人工的な香料の入っていないものを選ぼう。

 

【塩シャンの注意点】

 

※シャワーの温度は高すぎると頭皮の皮脂を取りすぎてしまい、乾燥やフケ、かゆみを招く原因に。必ずぬるま湯で洗うこと。

 

※人によっては開始後数日から数週間は、逆に脂っぽくなったり、ニオイが気になったりするケースもあるが、しばらくたつと落ち着く。

 

※塩は洗浄効果や脱脂効果も高いので(サーファーにパサパサした髪質の人が多いのはこのため)、“塩湯”(塩シャンのやり方で解説)はトリートメント感覚で使わず、マッサージ後はすぐにしっかりと洗い流す。

 

塩シャンの効果を上げるには、洗髪後ドライヤーの前に、椿油を髪になじませると、よりしっとりまとまる。ダメージがひどい場合は、洗髪前に水分と椿油をたっぷり髪にしみ込ませると、頭皮が柔らかくなり、汚れ落ちもよくなる。

 

錦織さんが塩シャンにして変わったことは次の5つ。

 

■頭皮のベタつき、ニオイが治まった
■髪が根元からふんわり、ボリュームが出た
■髪のうねりが少なくなった
■髪にツヤが出てきた
■年齢のわりに白髪も抜け毛も少ない

 

「塩シャンにすると、頭が軽くなった気がしたほか、頭皮が白く透明な状態に変わって、かゆみも治まったんです。これは、頭皮に残った刺激成分が塩のデトックス効果で排除されたこと、さらに、塩に含まれるミネラル分によって頭皮の環境が整ったからだと考えています」

 

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載

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