夏が終わったこの季節。髪がゴワゴワしたり、うねったり、抜け毛が増えたりしていないだろうか。
「今の時季は、夏に受けた紫外線の影響で、髪の外側のキューティクルが傷つき剝がれやすくなっています。また、頭皮も傷み、皮脂や汚れが詰まりやすくなっているので抜け毛も増えるのです」
そう話すのは、ミスユニバース地方大会でヘアケアの講師を務めた、ヘアケアアドバイザーのヒロキさん。
髪質が悪化すると、見た目も老けがちに……。しかし、あきらめることなかれ。
「毎日のリンス(トリートメント)の仕方を変えるだけで、ツルツル美髪がよみがえるんです」(ヒロキさん)
そこで、ヒロキさんに所要時間1~3分でツヤ髪が手に入るという“お湯溶きリンス”のやり方を教えてもらった。
「髪にリンスをつけたら、お湯を張った洗面器にリンスがついた髪をつけてください。そして、リンスが溶けたお湯を髪の根元から毛先に向かって、手で何度もかけていきます。
リンスをつけてすぐにシャワーで流してしまうのではなく、こうやって髪とリンスをなじませることで、紫外線でダメージを受けてささくれたキューティクルが、リンスを吸収して修復されていくんです」
お湯をかけ続けていると、あきらかに手触りが“ツルン”と変化する瞬間がある。
「感触が変わったら、それが洗い流すタイミング。残った湯を髪にかけて流し、そのあとシャワーでしっかり洗い流しましょう」
お湯溶きリンスには、いくつか効果を高めるポイントがある。
「シャンプーを洗い流したあと、手でしっかり水気をとってからリンスをつけること。リンスをつけてから、目の粗いコームでとかすと髪全体に行き渡ってグンと髪質もアップします」
また、お風呂上がりのケアもぬかりなく。
「ぬれている髪はデリケートなので、タオルで優しく包み込むようにふくこと。放置せず、なるべく早く乾かしてあげて。ドライヤーをかける前に、オイルを適量なじませておくと、ゴワついた髪がまとまりやすくなります」
美容院でも行われているというリンステクニックで、今夜美髪を取り戻そう!
【図解】お湯溶きリンスのやり方