繰り返す白髪染めは髪がスカスカになってうねりやすくなるという(写真:プラナ/PIXTA) 画像を見る

むしむし、ベトベト、紫外線ダメージ……。蒸し暑い日本の夏は、ヘアケアの大敵だ。

 

「髪の毛がうねる」「紫外線でパサつく」「においが気になる」「汗で髪がぺたんこに」「頭皮がベタつく」など、“夏の5大ヘア悩み”を抱えている方も多いだろう。

 

なかでも、この時季いちばん気になるのが、湿気やダメージによる“うねり”ではないだろうか。

 

「年齢を重ねると、髪の中の水分や脂分のバランスが崩れ、タンパク質の密度も下がってきます。そこに白髪染めや紫外線などでダメージを受けると、髪の内部がよりスカスカになって余計な水分が入りやすくなり、うねりが強く出てしまうのです」

 

そう話すのは、パーソナルビューティープロデューサーで、毛髪診断士・美養研究家の齊藤あきさんだ。

 

とくに50代以上の女性は、「トップはぺたんこなのに、毛先は広がる……」という方も少なくない。

 

そんな方におすすめなのが、しつこい髪のうねりを抑えつつ“ぺたんこ”悩みもカバーできる“酢リンス”だ。

 

「定期的に白髪染めをしている方は、薬剤によって髪がアルカリ性に傾き、キューティクルが開いてパサパサになりがちです。酢は酸性なので、酢リンスをすることで、傷んで開いたキューティクルをキュッと引き締め、サラサラにする効果が期待できます」(以下、齊藤さん)

 

酢リンスだけでも効果は得られるが、その効果を最大限に高め、夏の5大ヘア悩みを解消するためには、次のような手順でケアするのがおすすめだ。すべて実践するのが難しい場合は、気になる悩みに対応するケアから始めよう。

 

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