■“おからのひと晩発酵みそ”のつくり方
〈材料〉できあがり約1kg
米こうじ(生)…500g
おから(生)…300g
塩…50g
※調理器具は清潔なものを使用してください
〈作り方〉
(1)米こうじはフードプロセッサーに入れ、細かくくだく。塩を加えてさらに攪拌し、ボウルに移す。※フードプロセッサーがない場合は、包丁で粗くきざむ。
(2)鍋に、おから、水1と1/2カップを入れて弱めの中火にかけ、混ぜながら50度くらいに温める。※温度が低くても高くても発酵しにくいため、約50度(指を入れてみてやや熱いと感じる程度)に温める。
(3)2を1のボウルに加え、手でつぶすようにしながらよく混ぜる。※乾燥こうじを使用する場合は、おからを混ぜ合わせてからぬるま湯1/2カップを目安に加える。
(4)片手でにぎれるくらいの量を取り出し、空気を抜きながら丸め、炊飯器の内釜に詰める。残りも同様に詰める。※ふたを開けたままだとメロディーやブザーなどで繰り返し報知する「お知らせ機能」がついた炊飯器の場合は、サイレントモードに切り替える。
(5)炊飯器に内釜をセットし、ぬれふきんを二重にかけて保温にする。
(6)ふたは開けたままの状態で6~8時間おく。木べらなどで軽く混ぜ完成!
できあがったら、清潔な保存容器に移す。すぐに食べられ、冷蔵室で約1カ月保存可能。
みそ汁以外にも、サケに塗ってひと晩「サケのみそ漬け焼き」、食パンに塗って「みそバタートースト」、おにぎりに塗って焼く「焼きみそおにぎり」などもオススメ。
「おからみそは、あっさりした味わいで大豆の持つ風味が楽しめます。いつものみその代用としてはもちろん、バターや乳製品などを使った洋風料理ともよく合います」
みそのいいとこ取りをできるのが、ひと晩発酵みそのミソ!
【PROFILE】
榎本美沙
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の食材を使ったシンプルな料理が大人気。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」でも注目を集める。『からだが整う“ひと晩発酵みそ”』(主婦と生活社)には、世界一簡単なみそづくりのコツや活用レシピが満載!