「さまざまな健康効果が謳われるコーヒーですが、実は血流アップの強い味方なんです」と話すのは、“診察5年待ち”といわれる順天堂大学教授の小林弘幸先生。

 

「カフェインには血管を弛緩させる作用があるため、コーヒーを飲むと血管が広がり、血流も向上します。コーヒーを1杯飲むと、2時間程度血流がよくなるともいわれています」(小林先生・以下同)

 

コーヒーが眠気覚ましによいとされているのは、カフェインが脳に働きかけ疲労感を軽減させるためだが、血流がよくなることで、体が動きやすくなるという側面もあるという。そこで今回は、そんなコーヒーがもたらす“4つの秘密”を小林先生に教えてもらいました。

 

【1 癒し効果】

「コーヒーを飲んだあとは、体をリラックスさせる副交感神経の働きが優位になることがわかっています。さらにコーヒーの香りを嗅ぐとリラックス時の脳波であるα波が出ることも明らかに。味と香りの両方で、癒し効果があると言えますね」

 

【2 脂肪燃焼でダイエット効果】

「これはカフェインが、リパーゼという脂肪分解酵素を活性化させる作用を持っているからです。運動の30分前に飲むことが、脂肪燃焼にはもっとも効率的といわれています」

 

【3 二日酔いの軽減】

「頭痛など、つらい二日酔いの症状は、アルコールから分解されたアルデヒドの仕業です。カフェインにはこのアルデヒドを分解し、脳の血流を改善させる働きも。また、肝臓や腎臓など、解毒器官の機能を向上させる働きもあります」

 

【4 老化防止、がんの予防】

「コーヒーに含まれるクロロゲン酸には強い抗酸化力があり、老化やがんの予防によいとされています。また、コーヒー豆を焙煎する過程でクロロゲン酸から分離するコーヒー酸にも、がんの抑制効果が。がん細胞の増殖や転移を予防することが認められているのです」

 

とはいえむやみに飲むのと、タバコとの組み合わせは☓だという。

 

「目安は1日3杯程度。寝起き、運動前、仕事中の休息、就寝前など、ご自分のライフスタイルに合わせたコーヒータイムをお楽しみください」

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