原発問題に詳しい中部大学教授・武田邦彦先生は、汚染された魚で心配なのは放射性物質のストロンチウムだと指摘しています。

 

「ストロンチウムは検査に時間がかかるので、セシウムと違って、どれくらい汚染水に含まれ、魚に取り込まれているのかがすぐにはわかりません。しかしこのストロンチウムは、魚の骨に蓄積し、人間がこれを食べると白血病を引き起こす危険も。骨をまるごと食べる小魚には注意が必要です。北海道から千葉あたりで捕れる小魚は避けたほうがいいでしょう。サンマ、マグロなどの回遊魚は骨を食べなければ大丈夫です」

 

放射性物質が体に入っても、蓄積するかしないかは、個人によって異なります。日々の食生活で次の3つを意識し、放射能に負けない体づくりを心がけましょう。

 

【1 体内に入れない】

すべての食品において、放射性物質が含まれていない安全なものを選び、体内に入れないことが基本です。産地を選んで購入してもまだ心配な場合は、しっかり洗ったり、ゆでこぼしをしたり、下処理で除染してから食べるといいでしょう。

 

【2 早く排出する】

体内の放射性物質は、主に尿から排せつされるため、水分の補給が大切。ただし、甘い清涼飲料水や冷たい水は代謝が悪くするので避け、常温の水をとるように。発酵食品やりんご、海藻を食べ、繊維質の多いものをとって便通をよくし、解毒を促すことも大事です。

 

【3 免疫力を高める】

内部被曝によって発生する活性酸素を抑えるためには、免疫力をアップさせることが必要です。野菜に含まれるファイトケミカルには抗酸化作用があり、生野菜や発酵食品に含まれる酵素には細胞の修復作用があるので積極的にとりたいもの。一方、砂糖のとりすぎは免疫力を下げるので注意しましょう。

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