「女性はもともと女性ホルモンの影響で尿酸値が低く、男性の平均値6に対して4程度。そのため、7以上が診断基準である痛風には、まずかかりません。しかし、女性の尿酸値自体は年々増加。基準値以下でも、女性は病気を発症しやすいので注意が必要です」

 

そう語るのは両国東口クリニックの大山博司理事長。

 

「たとえば腎臓病。男性は尿酸値7以上で発症しやすくなるのに対し、女性は6を境に、発症リスクが9倍に! ひどい場合は透析が必要になることも。また、尿酸値5.5以上で心臓病の発症リスクも上がります。女性の尿酸値は2~5.5程度が適正でしょう」(大山先生・以下同)

 

ではなぜ、女性の尿酸値が上ったのか?

 

「尿酸値の大敵、お酒を飲む女性も増えましたが、飲まない人も要注意。お菓子やジュースに含まれる果糖も尿酸値を上げる原因です。肉類や魚介類に含まれるプリン体もよくありませんが、栄養のバランスが大事。外食が増えるとどうしても野菜不足になってしまいます」

 

偏った食事は尿酸値を上げるだけでなく、尿路結石も引き起こす。この10年で、尿路結石の患者数は3倍に。やはり男性に多いこの病気も、女性患者が急増中だ。また、尿路結石はカルシウム不足が発症の要因の場合も。尿酸値も結石も、改善するなら食生活からと大山先生はいう。

 

「尿を適度にアルカリ化させつつ、カルシウムを取ることがポイントです。アルカリ性食品には野菜や海藻、かんきつ類などがありますが、牛乳やチーズなどの乳製品ならカルシウムも豊富。尿路結石の予防にもなり、一石二鳥です」