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「健康な人の血糖値は空腹時で80~90mg/dl(以下単位省略)。ごはんやパンなど糖質を取れば120まで上がり、やがてゆっくり下降していきます。ところが現代人は、無意識に糖質を過剰に摂取していて、ほとんど依存症に近い状態。そこで血糖値が急激に上昇・下降を繰り返す血糖値スパイクが起こります。この血糖値スパイクが万病のもとなのです」

 

そう話すのは、『医者が教える食事術最強の教科書』(ダイヤモンド社)の著者でAGE牧田クリニックの牧田善二院長。では、体にダメージを与える“血糖値スパイク”を起こさない生活をするためにはどうすればいいのだろう。

 

「糖質は生命維持のためには不可欠です。しかし血糖値スパイクを起こしてしまうたちの悪い糖質の摂取を制限したり、急上昇を招くような生活習慣を改めることも、同じように重要です。そのためには、血糖値の上がり下がりを確認しながら生活するのが理想です。数値も70~140の間にあるのが理想なのです」

 

そこで本誌記者が装着したのが、15分ごとに血糖値を測定してくれる「FreeStyleリブレ」。数値と照らし合わせることで、何を食べると血糖値が上がったかわかるという優れもの。この最新機器を使って、スイーツを食べたときと飲酒したときの血糖値の変動をチェックしてみた。

 

■別腹なんかじゃない! 東西スイーツの勝負の行方は……

 

ある日のおやつは、大福。食後、至福な時を過ごしていたが食前の119から202に、83も急上昇! 翌日は、怖さ半分興味半分で、シュークリームに挑んでみたが、食前の116から177と、61上昇にとどまった。いずれにしても、ストレス発散に食べていたスイーツで血糖値の急上昇を引き起こした。とても別腹とはいっていられないようだ。

 

「ヘルシーなイメージの和菓子ですが、砂糖を大量に使っているものが多く、血糖値が上がりやすいのです。一方、バターやミルクが使われている洋菓子は脂質が多い。実は、その脂質が糖質の吸収速度を抑えてくれます。スイーツは確実に血糖値を跳ね上げますが、我慢はストレスのもと。糖質オフスイーツを活用するのも手です」(牧田先生・以下同)

 

■飲むなら赤ワイン、それとも白ワイン?

 

お酒の影響も調査。その日は、かなり甘口の白ワインをグラス2杯。結果は、飲酒前の126から175と、49上昇。ところが別の日の赤ワイン(2杯)は、飲酒前の118から127と、9しか上がらなかった。ちなみにビールとサワーも試してみたが、飲酒後30分で勢いよく上昇してしまった。

 

「ワインには酒石酸という整腸作用がある有機酸が多いのがポイント。カリウムにも血圧を抑える効果が。これらの作用により飲みすぎなければ、血糖値を気にせずにすみます。本来なら白と赤に大きな差はありませんが、白ワインは辛口を選ぶこと。糖質の多い甘いタイプは血糖値を上げてしまいます」