「骨のゆがみは、姿勢の悪さが大きな原因です。骨は連動していますから、立つ、座る、寝るときの姿勢に気をつけてバランスを整えれば、頭=目のまわりにも必ず影響してきます。なかには『骨が動くわけない』という人もいますが、実際にゆがんだりずれたりするわけですから、動かないわけはない。骨がゆがめば筋肉もゆがむし、その中に収まっている目や臓器にも影響が出ます。骨を整えることは、私たちの健康と美に直結しているのです」
そう話すのは、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生。骨の歪みを矯正すれば、鼻や口の不調も整えることができるという。悩んでいる人も多いイビキや鼻づまり、口のゆがみ。そこで、ろっかん先生がセルフ矯正術を伝授!
【鼻の通りがよくなる矯正】
(1)目頭のくぼみをつまむ
片手で目頭のくぼみをつまみ、左右からギュッと押す(親指と中指を使って鼻をはさみ、人さし指は中指に添える)。鼻腔が整って通りがよくなるのと同時に、眼窩も広がるので目の不調改善も補える。指が目にかからないように注意して。
(2)上下に力を加えて広げる
もう片方の手のひらのつけ根をおでこにあてる。その手を押し上げながら、鼻をつまんだ手は押し下げて10秒キープ。3セット行う。鼻すじが通り、目の骨が前に出てクマも改善。
【かみ合わせがよくなる矯正】
まずは、あごが左右どちらにゆがんでいるかをチェック。出ているほうに手をあて、もう片方の手は逆側の頬にあてて口を開き、あごにあてた手をグッグッグッと3回押す。これを3セット行う。
【誤嚥を防ぐ矯正】
(1)ノドボトケの上を押さえる
老化とともに舌骨下筋が衰えると、舌が下がる。滑舌が悪くなり、飲み込む力も落ちるので、これを矯正。まず、両手の親指をノドボトケの上の、少し弾力がある部分にあてる。
(2)大きく口を開く
そのまま大きく口を開け、5秒キープ。これを3セット行う。天井を見てあごを上げ、舌を上に向けて限界まで突き出す方法でもOK。これも5秒キープ。二重あごの改善にもなる。
毎日の「セルフ矯正」で鼻も口もすっきりしよう!