認知症専門医が考案した「脳のおそうじスープ」レシピ
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8つの食材を混ぜ合わせて冷凍保存。朝や好きな時間にお湯をかけて溶かせばできあがり! 簡単に作れる脳にいい栄養たっぷりのスープを毎日の習慣にーー。

 

コロナ禍にあって一人で過ごす時間が多くなったことから、物忘れや「頭がぼーっとする」などの症状から認知症を心配し、受診する中高年が増えているという。

 

「ご自身で受診するならほとんどは大丈夫なケースで、むしろ自覚のない人のほうが心配です。対策のために自宅で脳トレに励む方もいますが、それよりも、必要な栄養素をしっかり取ることで認知症の予防をすることができます」

 

こう話すのは『1日1杯 脳のおそうじスープ』(アスコム)が話題の脳神経内科医・内野勝行先生だ。

 

認知症についてはまだ解明されていないことも多いが、近年、認知症を誘引する「脳にたまったゴミ」といわれる脳内に発生するアミロイドβというタンパク質を除去することが、早期認知症に有効であることがわかってきている。そしてこれを受けて、内野先生が考案したのは、アミロイドβをためないために、1日1杯飲むだけの「脳のおそうじスープ」だ。

 

「使う食材や調味料は普通のスーパーで買えるものばかりです。これらに含有する栄養素を効率よく、定期的に取ることでアミロイドβを除去するようにしましょう。サプリメントより安価で、必要な栄養素がしっかり取れます」

 

脳のおそうじスープで使う食材と栄養素、基本スープのレシピは次のとおり。

 

〈材料〉約8杯分

・トマト(=リコピンなど)…大1個(200グラム)
・蒸し大豆(=レシチン、タンパク質、リン)、くるみ(=α-リノレン酸)…各50グラム
・桜エビ(=アスタキサンチン)…10グラム
・すりごま(=セサミン)…小さじ3杯(18グラム)
・ノンオイルのツナ缶(=DHA[ドコサヘキサエン酸]・EPA[エイコサペンタエン酸])…2缶(140グラム)
・塩…小さじ1杯(6グラム)
・中濃ソース(=スパイス)…大さじ1杯(6グラム)
・こめ油(=γ-オリザノール)…少々

 

〈作り方〉

(1)トマトはおろし金ですりおろす。
(2)蒸し大豆とくるみを保存袋(大)に入れて、くるみを砕きながらもむ。
(3)(2)に(1)とそのほかの材料を入れる。
(4)もみ混ぜてから平らにして冷凍保存する。大きめの製氷皿で凍らすと便利。
(5)スープの素(60グラム)に熱湯150ミリリットルを注ぐ。こめ油(分量外)を少々垂らして完成。

 

続けるコツは、時間があるときに基本のスープの素を作って冷凍庫に保存すること。あとは毎朝、湯を注ぐだけ。時間があるなら、キムチを加えてチゲ風、玉ねぎとトマトを加えてチーズで仕上げてグラタン風などアレンジも自在。

 

「まずは毎日1杯は飲んで、最低2週間は続けてみてください。食事どきに限らず、小腹がすいたときに食べても、ナッツや大豆など腹持ちのよい具材が入っているので1杯で満たされます。毎日のスープ生活で脳をおそうじしながら規則正しい生活や適度な運動、質の高い睡眠をとることも心がけてくださいね」

 

まずは1杯のスープから、脳のおそうじ習慣を身につけよう。

 

「女性自身」2021年4月13日号 掲載

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