ヒートショックが招く冬場の突然死…血圧下げるレシピ4選
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■食事抜きはNG! 朝は温かい飲み物を

 

「糖質や炭水化物を食べすぎる偏った食生活を続けますと、内臓脂肪がつきやすく、メタボリックシンドロームで血圧が高めになったり、血糖値や中性脂肪が上がってきたりします。食事を少しずつ抑えて、適度な運動を始めましょう。ただし、ダイエット中でも食事を抜くのはNGです。朝食を抜くとストレスで血圧が上がりやすくなります」

 

先生おすすめの食材はトマトジュース、蒸し大豆の2品。それぞれをベースに簡単アレンジしたレシピを4つ教えてもらった。

 

【ホットトマト甘酒】

〈作り方〉:トマトジュース(100ml)と甘酒(50ml)をカップに入れる(2対1になる分量)。電子レンジ(500W)で約1分30秒温める。

 

【ホットトマトジュース】

〈作り方〉:トマトジュースにオリーブオイルを入れて温める(500Wで1分30秒)。温めたジュースにゴーダチーズをふたつまみ程度入れ混ぜる。お好みでパセリを散らす。

 

【蒸し大豆とヨーグルト】

〈作り方〉:プレーンヨーグルト1食分(120mg)に適量の蒸し大豆(市販のものでOK)をトッピングしてかきまぜる。お好みでバナナやドライフルーツを入れてもいい。

 

【蒸し大豆のチーズスープ】

〈作り方〉:スープのもと(コンソメでもカップスープでもいい)にお湯を注ぐ。とろけるチーズと蒸し大豆をトッピング。

 

「朝は“寒い”という刺激が血圧を上げるので、起きたら温かい飲み物で体を温めながら水分補給しましょう。私が患者さんにおすすめしているのはトマトジュースを温めて飲むこと。トマトには長期的に血圧を下げるGABAというアミノ酸が入っています。さらには、血管の老化を防ぐ抗酸化作用のあるリコピンは温めることで4倍になるといわれています。そのままでも、甘酒をトマトジュースで割って飲んでもいいでしょう。ちなみに、血圧を正常値に戻すためにはEPAとDHAなどのオメガ3脂肪酸の摂取もおすすめ。使うのはトマトジュースではありませんが、トマトパッツァはトマトソースとサバ缶で煮込むだけで、簡単でも栄養満点です。しなやかな血管を作るためにはタンパク質が豊富な大豆も必要です。朝から納豆が食べられないという人は、蒸し大豆を使ったメニューを食べましょう」

 

どのレシピも簡単で、かつ安上がり。毎日続けて血管力をキープしよう。

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