【Q3】30分の外出でも、エアコンは消したほうが得だ
答え:×。日中35分までの外出は消さなくてもOK。
エアコンメーカーのダイキン工業の調べによると、日中(9~18時)で、35分以内の外出であれば、こまめにオンオフをするよりも、つけっぱなしのほうが1時間あたり0.03kW得だった。
「冷房は、室内を設定温度にまで冷やすときが、もっとも電気を使います。一方、一度冷やした空気を維持するのは、多くの電力を使いません」
冷やした空気を暖めないよう、カーテンを閉めることも効果的だ。
【Q4】10年前と最新型のエアコン、年間で電気代にどれくらいの差が出る?(12~14畳用以上の場合)
〈A〉7000円
〈B〉1万2000円
〈C〉2万1000円
答え:〈B〉。ひと夏で4000円違う
「12~14畳用のエアコンを1日8時間ほど稼働した場合、10年前のエアコンに比べ、最新式の省エネエアコンのほうが、夏場の冷房で4000円、冬場の暖房で8000円、年間1万2000円ほど電気代が安くなるケースが多い。エアコン寿命が13年と計算すると、電気代だけで15万6000円の差に。新しいエアコンを買うことも選択肢です。ただし6~8畳用エアコンは、大きな差は出ません」
■節電ワザ
〈扇風機との併用で、電気代を節約できる〉
「扇風機の『中』の風に当たると、体感温度は3度ほど低くなります。つまりエアコンの設定温度を下げることができるのです」
東京電力の調査でも、設定温度26度のエアコンの電気料金を100%とした場合、28度設定+扇風機は78%だった。
「ちなみに扇風機は上向きにして首振りにしましょう」
〈梅雨前に、エアコン試運転とフィルター掃除のすすめ〉
「エアコンが本格的に稼働する夏場の修理は、待たされる可能性があります。今のうちに、冷房設定温度を最低にして、しっかり部屋が冷やされるか試運転しましょう。またコロナ禍に、家で頻繁に焼き肉をしたり、ペットを飼う人も増えました。思い当たる人は3~4日ごとにエアコンフィルターを掃除しましょう」