無料やワンコインも!格安がん検診9「知らないうちにステージ4」の悲劇を防いで
画像を見る 【解説】がん集団検診の受信者数の推移

 

■自分を後回しにせず、主婦も積極的に受信を

 

【胃がん】

〈バリウム〉自費:1万~1万5000円/自治体など(目安):1500円程度
〈内視鏡〉自費:1万~2万円/自治体など(目安):3000~5000円

 

胃がんの場合、50歳以上では2年に1回の胃カメラが基本。ただ、40歳以上は年に1回のバリウムによるX線検査も選択肢だ。

 

「特に胃カメラは、早期のがんを見つけやすいです。苦しいイメージがありますが、今は細いファイバースコープもあり、鼻から検査もできるので負担が軽減されています」

 

【大腸がん】

〈便潜血検査〉自費:2000円程度/自治体など(目安):無料~500円
〈内視鏡〉自費:2万円前後/自治体など(目安):-

 

大腸がん検診(便潜血検査)は年1回、40歳以上にすすめられている。精度の高い検査は内視鏡だが、自覚症状がない場合自費で行うため、2万円前後と高額。

 

「大腸をくまなく観察するには内視鏡が効果的ですが、一般的な健康診断にも組み込まれている、便潜血検査が基本。痛みもなく、費用も少額です」

 

国立がん研究センターのホームページによると、毎年、便潜血検査を受けることで、大腸がんの死亡率を60%下げると報告されている。

 

【子宮頸がん】

〈細胞診〉自費:3000~1万円/自治体など(目安):500~1000円

 

厚労省の指針では、20歳以上の女性は2年に1回の細胞診が提唱されている。

 

「早期の場合、自覚症状がほとんどないため、定期的に検診を受けておくことが求められます」

 

細胞診は、自治体検診を利用すれば500円から1000円程度だ。

 

【乳がん】

〈マンモグラフィ〉自費:5000~1万円/自治体など(目安):500~1000円
〈超音波〉自費:5000~1万円/自治体など(目安):500~1000円

 

「触診やセルフチェックで見つかることはあるものの、より確実に病変を見つけるためにも、40歳以上の人は2年に1度、マンモグラフィ検査を受けましょう。なかでも、乳腺組織が厚い40代の若い人は、マンモグラフィだけでは早期のがんが見つけづらいので、超音波検査を組み合わせたりします」

 

自治体などの乳がん検診を利用すれば、マンモグラフィと超音波検査を合わせても1000円から2000円前後で受けられそうだ。

 

女性の場合、主婦だと定期的な健康診断に行く習慣がつきづらい。また、家族を優先し、自分の検査が後回しになってしまうことも。病状が進んで後悔しないよう、定期的にがん検診を受けよう。

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