■処方箋(1)
《嫌な気分になったらすぐその画面は消して、すぐに離れること》
ネガティブなニュースもしらずしらずのうちに目に入ってくることもある。
「嫌な気分になるなら、その情報を追いかけないで。好奇心が起きても抑えましょう」
SNSでの誹謗中傷は、目には見えないけれど、言葉の暴力となり心が切り裂かれる。
「自分のやることは自分がルールでいい。王様気分でやるといいと思う。中途半端に相手に気をつかうと、はっきりとは傷つけてこないけど、嫌な内容を送ってくる人もいる。
ネガティブなコメント、罵詈雑言のレスポンスや変なリンクをつけてくる相手は、すぐ、ブロックを。そして、イラっとはするけど自分に害悪がない相手なら、ミュートにしてはどうかしら」
■処方箋(2)
《仲間はずれにした人と仲良くしようなんて思わなくていい》
「SNSで炎上したとしても、SNSでのことはSNSでしか起きていないので、リアルな現実では何も変わっていないの。だから気にしないでいいんです。大丈夫! あと、人は忘れるもの。私もかつて嫌なこともあったけど、もう忘れました(笑)。
もし、SNSで仲間外れにされたと思ったら、そこと関わる必要はないって、向こうから教えてくれたようなもの。仲間外れにした人と、仲良くしたいと思わないでしょう?」
■処方箋(3)
《気にしなければ、幸せ。幸せになりたいから、絶対気にしてあげない》
「もし、あなたのことをわかっている人なら、誤解なんてしないし、誤解したとしても、勝手に修正してくれるはず。誤解をする人は、そもそもアナタのことをわかろうとしていないの。だから誤解をとく労力なんて必要ないわ」
■処方箋(4)
《心が軽くなる魔法。毎日1度は「ま、いっか」》
「嫌なことがあっても、それは過去。どんどん後ろに流れていきます。「ま、いっか」で受け流して、振り返らないこと」
■処方箋(5)
《話が通じないと思ったら、説得はせずにあきらめたほうがいい。話が通じないという前提で対策しましょ》
「人を悪く言う人って、だいたい自信がないのよ。だから周りを下げようとするの。それをやめるように言ったところで通じない、そもそも分かり合えないんだから、無理しないこと」
もしも自分の子や、周りになんとなく元気がなかったり、疲れている子どもがいたら、次のことを心がけて、とTomyさん。
「子どもはSNSの中での『いいね』のアクションを楽しみにしすぎる傾向がありますが、『いいね』への期待はやがて、必ず苦痛に変わります。お子さんには、リアルなお友達との交流を勧めてあげてくださいね」
【精神科医Tomyさん】
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