ドライヤー15分以上、コーヒー1日4杯以上…「難聴」招くNG習慣13
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「通勤で使う人も多い地下鉄の車内は要注意。毎日乗ると騒がしさに慣れてしまっている人も多い。また、その中で音量を上げて音楽を聴くなどはもってのほかです。

 

騒音というと、大音量で音楽を流すライブなどをイメージしがちですが、実は身近なところにも多くあります。

 

日ごろ、大きい音を長時間聞かないように意識して生活することが大切です」

 

騒音だけでなく食生活にも気をつけよう。(4)のような体を冷やす食べ物も耳にはよくない。

 

「体を冷やす食習慣があると、血流が滞りやすくなります」

 

(5)のコーヒーは、カフェインが耳鳴りを助長するのだという。

 

「カフェインを取りすぎると、血流の悪化を招き、有毛細胞が過剰に興奮して耳鳴りを助長させます。

 

耳鳴りは難聴と密接に関係していて、難聴にともなって起こるものが多いです。

 

また、難聴により音が聞こえなくなった分、脳が働きすぎの状態になって疲れ切ってしまい、耳鳴りが起こるとも考えられています」

 

一見、耳の健康とは無関係に思える(5)~(8)の項目も要注意だ。

 

「チョコレート、甘いお菓子、加工食品のハムやソーセージなどを摂取すると、体内で糖化や酸化が起こり、内耳や有毛細胞などを傷める原因になります。アルコールも過剰摂取はよくないですね」

 

(9)~(10)のような睡眠の質や時間、就寝起床のリズムの乱れは血の巡りの悪化につながる。

 

(11)~(12)のような過度なストレスや疲労も血液循環や免疫力の低下を引き起こし、難聴の引き金になることがある。

 

「突発性難聴の発症前に仕事や家事、育児などによる過労や寝不足、周囲とのトラブルやストレスを抱えていたケースが多くあります」

 

(13)の大きないびきは、睡眠時無呼吸症候群である可能性が大。

 

「睡眠時無呼吸症候群は、難聴につながる注意すべき症状です」

 

睡眠時無呼吸症候群は主に空気の通り道である気道が塞がり、平均で1時間に5回以上、睡眠中10秒以上息が止まる状態のこと。

 

「症状のひどい人の就寝中の体内は酸欠状態で、赤血球が増えて血がドロドロになり、血管を詰まらせることで、耳の端の毛細血管まで血液が行き渡らず難聴に。

 

いびきや無呼吸の兆候がある人は、早めに検査を受けてください」

 

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