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海外旅行の楽しみのひとつが、空港の免税店でのお買い物。国内価格よりも20〜40%も安い化粧品や香水、バッグ、時計……。でも搭乗時刻が迫って「ゆっくりショッピングができない!」というケースも。

 

「空港にある免税店が、東京・銀座の真ん中にあるんです。出国前の空港でバタバタせずに、どなたでもゆっくりお買い物ができますよ」

 

そう話すのは、「ロッテ免税店銀座」のマーケティングを担当する韓国人スタッフ。街のなかにある“市中免税店”は、30日以内に海外旅行の予定がある人で、その航空券とパスポートがあれば、誰でも利用できる。購入した商品は、出発当日、空港(羽田空港か成田空港)で、出国手続きした後に受け取ることができる仕組みだ。

 

旅行中、商品を持ち歩くのはちょっと大変と躊躇する人もいそうだが。

 

「韓国では“市中免税店”が常識。旅先で使うコスメやサングラスをじっくり選ぶことができますからね。さらに、僕が今履いている靴もシャツも、ソウルの“市中免税店”で買ったもの。海外旅行の機会を利用して、市中免税店で日常使うものを安く買っておくのも新しいスタイルなんです」(前出スタッフ)

 

ということで、さっそく「ロッテ免税店銀座」に。空港の免税店より広々としてゴージャスな空間。8階にはGUCCIやCOACHなどのハイブランドのバッグや時計。9階には基礎化粧品からメークアップ用品、フレグランスなどのコスメが並ぶ。

 

GUCCIやMCMのバッグも、空港よりも品数が多いのが特徴。サングラスや時計なども充実していて旅先で使いたい人にはなによりだ。

 

「『エスティ ローダー』の美容液は、日本だと30ml入りで1万円くらい。でも100ml入りが1万4,705円。娘の分と2本セットで買ったら、さらに安くなりました。旅をする前から楽しみが始まった感じです」

 

と、興奮した様子で語るのは60代の女性。「8月は秋のシルバーウイーク前のセールも狙い目」とスタッフ。ちなみに、海外旅行の予定がない人でも入店は可能なので、海外に旅行や出張に行く人(30日以内のチケットがある人)と一緒なら購入できるという裏ワザも。

 

“海外旅行の前に免税品をゲット!”が賢い旅のスタイルかも。

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