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いまやコンビニよりも軒数が多い歯科医院。それだけに“当たり・はずれ”も大きい。口腔内の状態が全身の健康に影響を及ぼすことがわかってきた昨今、なんとか“当たり”の歯科医にうまく出会える方法はないものだろうか?

 

そこで、第一線で治療にあたる3人の歯科医が、「自分の歯を任せたい歯科医」に求めるものを患者目線でそのポイントを紹介してくれた。

 

【初診の問診に最低30分以上かけてくれるか?】

 

「歯科技術は努力でカバーできるものですが、かかりつけになる歯科医にもっとも求められるのは、他人の心にすっと入っていける人間力や教養です。その患者がどんな診療を望んでいるか、また医師に訴えたいことがある人なのか、任せたい人なのかなど、初診のときに打ち解けられるかが大事です」(大阪歯科大学教授・王宝禮先生)

 

そのためには最低30分間は問診に時間をかけることが望ましい。昔のような無口だけど腕はいいといった歯科医は、かかりつけにするには難しいといえそうだ。

 

【クリニック全体に清潔感があるか?】

 

「滅菌・消毒の医療器材が最新か否か、手入れが行き届いているかを重視します。歯科切削器具は古かろうが新しかろうがそこまで重視しません。院内で清潔が徹底されているか、感染に対し注意しているか否かが大事です」(ひろた歯科医院院長・廣田健先生)

 

【歯科医同士の研究会や学会に積極的に参加し、勉強しているか】

 

「その歯科医が勉強しているかどうかを知るには、まずはクリニックのホームページを見てみます。また最近では、ブログやフェイスブックなどでその先生の勉強している様子をうかがい知ることができるので、そのようなところもポイントになると思います」(津島歯科院長・津島克正先生)

 

【患者の記録をずっと残してあるか?】

 

「数年ぶりに来院しても、ちゃんと自分のカルテがさっと出てくるか。これもかかりつけにするかどうかのポイントです。地域に根差したクリニックにはたいへんな作業ですが、きちんとしたところは、開業してからの患者のカルテとレントゲン写真を整理して残しているもの。長年付き合う歯科医として、信頼感にもつながります」(王先生)

 

【自分にできないことは専門医に回す度量があるか?】

 

歯の病状によっては、一般の歯科医には手に負えない患者もいる。

 

「このとき無理に対応してしまい、かえって悪化させて抜かざるをえなくなるケースもあります。この症例は自分の技量ではむずかしいと判断したら、患者さんを無理に囲い込まず、その症状にくわしい専門医か大学病院を紹介することが、真の患者思いの歯科医です」(王先生)

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