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「衣替えは楽な作業ではありません。ただ服を入れ替えるだけでなく、しまう前に洗濯やお手入れをしたり、衣類が傷まないように収納し、来シーズンにすぐ取り出せるよう工夫することも大切」

 

こう語るのは、整理整頓アドバイザーのすはらひろこさん。年に2回の衣替え。憂鬱に思う人も多いが、衣替えをストレスなく乗り切るにはどうすればいいのか。

 

「じつはゴールデンウイークは衣替えにぴったりの時期。4月中はまだ肌寒い日もあり、年度始めで何かと慌ただしいですから、なかなか衣替えの時間が取れません。ですから、気温も安定し、まとまった休みで家族の協力も得られやすいゴールデンウイークがおススメなのです。ぜひこの時期に衣替えを終わらせて、スッキリした気分で初夏を迎えましょう」

 

そこで大事になってくるポイントが、大量の衣類をいかに効率よく収納するか。衣替えの効率をアップする5個のルールをすはらさんが教えてくれた。

 

【1】服の重さを利用して収納力アップ!

 

たたんだ服は、収納ケースを立てて下から順に積み上げるようにしまうと、重さで服が沈み、収納量が驚くほど増える。しかもこのしまい方なら、ケースを寝かせたときにも、しまったものがすべて俯瞰できて、わかりやすい。

 

【2】たたむものは「幅」と「高さ」を合わせて

 

服は収納ケースの幅と高さに合わせて四角くたたむ。同じケースに収納する服は、すべて同じ大きさになるよう仕上げると、しまいやすく見た目もスッキリ。ウールのコートをたたむときは、折り目に丸めたタオルを挟むと折りジワがつきにくい。

 

【3】季節を逆算して「厚手は奥」「薄手は手前に」

 

服が少ない人は一年を通じて1つのケースで対応可能。その場合、真冬の厚手服、春秋服、真夏の薄手服にチーム分け。奥から順に厚手服、薄手服チームの順でしまうと、前後の入れ替えだけで衣替え完了。

 

【4】ものが多い人は「厚手」と「薄手」を別々に収納

 

服が多く、春夏服と秋冬服を分けてしまう人は、3と同様にチーム分けした服をケースごとに収納する。なお、シャツやカットソーなど年間通して着る服は無理にチーム分けする必要はなく、取り出しやすい場所に収納を。

 

【5】収納後には「ラベル貼り」を忘れずに!

 

しまったときは覚えていても、出すときは何をどこに入れたのか忘れていることがほとんど。せっかく服をチーム分けしてしまったのだから、フタを開けなくても家族の誰のどんな服が入っているのかわかるようにラベリングしてからしまう。

 

手当たり次第に収納ケースに突っ込んでしまうと、次のシーズンになったときに必要な服が見当たらない……なんてことも。収納は効率的に!

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