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「細菌は温かさと水分、汚れを好みます。梅雨は気温が高いうえに湿度も高く、衣類が汚れていると、すぐに菌が繁殖します」

 

そう語るのは、洗濯王子こと洗濯家の中村祐一さん。梅雨どきの悩みの一つは、生乾きの洗濯物が発する嫌な臭い。洗濯で落としきれなかった皮脂やタンパク質などの汚れを菌が食べ、その代謝物(フンのようなもの)が悪臭の原因となる。つまり菌の繁殖を抑えれば、臭いも抑えられるという。

 

「梅雨どきの洗濯物は、冬場の人間のようなもので、“体調”を崩しやすいのです。人間だって外出してきたら、すぐうがいをしたり体を温めたりして、風邪やインフルエンザにならないようにしますよね。衣類も同じで、汚れたらすぐに洗ってあげたり、お湯を入れて洗ってあげたりするといいんですよ。いつもよりいたわってあげることが大切です」

 

衣類の体調を気遣うという意味で大切なのは、洗濯槽を清潔に保つことだ。

 

「洗濯槽が汚れていては、衣類をキレイにするどころか、かえって汚なくなってしまいますからね。僕は洗濯を1日のルーティンに組み込むために、夜、お風呂に入った後に必ず選択をしています。そうすれば、その日に出たすべての洗濯物を洗えますから」

 

特に梅雨どきは、自己流で間違った洗濯をしている人も多いそう。そこで、中村さんが梅雨どきの「洗濯NG習慣」を教えてくれた。

 

■晴れた日に数日分まとめて洗濯している

 

「高温多湿な梅雨は、もっとも菌が繁殖しやすい時期。汗などで汚れた洗濯物を放っておくと、どんどん菌が増えてしまいます。なるべく早く汚れを取り除いてあげたいところです。その日の汚れはその日のうちに洗ってあげたいですね。1日分なら干すスペースも少なくてすみますし、早く乾き、いいことずくめですよ」

 

■洗うときまで、衣類を洗濯槽にためている

 

「この時期、洗濯槽をカゴ代わりにするのは危険です!密閉されやすく湿度も高いので、菌が繁殖し、洗濯槽まで汚れます。排水溝から洗濯槽に上がってくる臭いがついてしまうことも。洗うまでは、通気がよいシリコン製のカゴなどに入れておくのが正解です。ただし湿った衣類はカゴに入れる前に乾かしておきましょう。そうしないとほかの衣類にも湿気が移り、菌が増殖してしまいます」

 

■回数を減らすため、洗濯機に目いっぱい入れている

 

「気持ちはわかりますが、詰め込みすぎると、洗濯槽の中の水流が妨げられてしまいます。洗剤が十分行き渡らなくなり、しっかりと洗えなくなってしまいますし、すすぎも不十分になります。特にこの時期はすすぎもしっかりして汚れを落とすことが鉄則です。せめて洗濯槽の八分目が目安ですね」

 

■梅雨は菌を殺すため洗剤を多めに入れている

 

「洗剤を余分に入れたからといって、キレイになるわけではありません!むしろすすぎが不十分になるなどデメリットが出てきます。除菌をしたいなら、洗剤を多く入れるのではなく、漂白剤をプラスしたほうが効果は出ます。ただし毎回入れると繊維が傷み、服の老化を早めます。衣類の臭いや黄ばみが気になったときだけ使用するのがおススメです」

 

■洗濯槽に入れる順番は気にしていない

 

「ドラム式洗濯機は、かき混ざりやすいので、どんな順番で入れてもあまり問題はありません。しかし底にスクリューがある縦型の洗濯機の場合は、下にズボンやパーカーなどといった重たい衣類を入れたほうがスクリューの動きがよくなって、洗浄力も、より高まるんです」

 

NG習慣が梅雨どきのイヤな臭いを生むそう。洗濯の仕方を見直して、不快な洗濯臭にさよならしよう!

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