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今年の夏も暑い。気象庁によると、8月は全国的に平年より気温が高くなる予想だ。最高気温が35度を超える猛暑日ともなると、外に出ただけでじっとりと汗ばんでくる。外出を控えたくなる暑さだが、近年デパートでは“暑ければ暑いほど”お出かけしたくなる仕掛けが充実していた!

 

たとえば、愛知県『名鉄百貨店本店』では暑い日にうれしい化粧品売場でのサービスが。

 

「名古屋は湿度が高く、より暑さを感じやすいんです。予想最高気温が33度以上になった場合、メーク直しのチケットをお配りしています」(名鉄百貨店本店広報)

 

汗をかく季節に朝のメークをキープするのは至難の業。猛暑日にはデパートの化粧品売場に出かけるのが得策だ。美容部員から、汗で崩れにくいメークのテクニックを教えてもらえるだけでなく、サンプルをもらえたり、冷感タイプのコスメを試せたりするデパートもある。

 

さらに、食品売場にも魅力的なサービスが。京都府『京都タカシマヤ』では、8月31日まで「猛暑日サービス」を実施。

 

「京都府では『歩くまち京都』をスローガンに歩道を拡幅して、歩きやすい環境を整えています。暑い中、徒歩で来店される方も多いので、地下の食料品売場でのゼリーや水ようかんの試食、お茶の試飲など、猛暑日にはさまざまなサービスを行っています」(京都タカシマヤ広報)

 

猛暑日や真夏日に、アイスの割引やドリンクサービスをするデパートもあるので、出かける前には予想最高気温のチェックをお忘れなく!

 

日本ならではのサービスを行うデパートも。それが、栃木県『FKDインターパーク店』。猛暑日や真夏日に風鈴、うちわ、手ぬぐいといった“和の納涼グッズ”が店舗ごとに5〜30%の割引を8月31日まで実施している。ほかにも、猛暑日や真夏日に商品が割引価格になるデパートもあるので、ぜひチェックしてみよう。

 

こうしたサービスが続々と増えている理由について、経済評論家の平野和之さんは次のように説明する。

 

「気温が30度を超えて1度上がるごとに、個人消費が3,000億〜4,000億円上がるといわれています。ところが35度以上になると、外出を控える人が多くなり、逆に消費が落ち込んでしまう。デパートは猛暑日こそ来店を促進する必要があり、こぞってサービスを提供するようになっているのです」

 

暑い日ほどお得さも“アツくなる”デパートに、家族みんなで出かけよう。

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