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「母親の介護があるので、決まった時間に働きに出るのは無理なんです」

 

「子どもの保育園が、まだ決まらなくて。もう一度仕事に出たいと思っているのに……」

 

さまざまな事情を抱えて、働きたくても働きに出ることができないと悩んでいる女性は、少なくない。じわじわとやってくる増税を前に「2万~3万円でも家計の足しに」と考えるなら、おもにインターネットを使って、自分で時間の管理をしながら仕事ができる“在宅ワーク”のマッチングサイトはうってつけだ。

 

ただ一口に在宅ワークの求人募集サイトと言っても、その数は膨大。デザイナーや翻訳家といったスキルのあるフリーランサーを対象とした案件が目立つ大手サイトは、敷居が高すぎる。特別なスキルのない普通の主婦はどこを探せばよいのだろうか――。

 

そこで今回は、仕事にブランクのある主婦向けに開設されたサイト「シュフティ」を訪ねてみた。対応してくれたのは、サイトを運営する株式会社うるる代表の星知也さん。いま、ちまたの主婦が希望する仕事はどんなものなのか。

 

「シュフティに登録される方は月々1万~3万円ほどを稼ぎたいという方が多い。現在サイトで流通している案件も、特別なスキルがない方でも実施可能な事務作業が主ですね」(星さん・以下同)

 

こういったマッチングサイトは「仕事を紹介するだけ」で終わるわけではない。やりたい案件に対し、ワーカーが(適正金額を決めて)見積もりを提出。それによりクライアント側が発注するという、具体的なやりとりまでカバーしている。

 

「個人のほうが弱くなるイメージがあるかもしれませんが、クライアント側も優秀なワーカーさんは確保したいので、適切な単価で長く付き合いたいと考えています」

 

開設10年のシュフティの会員数は現在約37万人。毎月3,000~4,000人単位で増えているというが、なかには複数サイトに登録し、1回の仕事で消えてしまう人もいる。

 

「お子さんが熱を出したとか突発的なことで連絡がつかなくなる方もいます。ただ、会員には育児や介護を担っている方も多いので、それも想定済み。ワーカーを多めに確保するなどして対応しています」

 

報酬も月額1,000円から、2万~3万円を目指す人、最初から40万円以上を目標にしている人まで、さまざまだ。

 

「時間帯も自分の都合次第。たとえばお子さんが寝たあとの毎晩1時間だけとか、電車で移動している間に仕事をこなすことも可能です。急に何十万円も稼ぐのは無理でも、数万円なら“隙間時間で稼げる”という時代なのです」

 

では具体的に、どんな仕事が求められているのか?

 

「なかでも、このところ人気が上がっているのが在宅コール業務。電話をかけて『DMを送ったのですが届きましたか?』といった確認をする簡単な仕事です。当然ワーカーさんに電話料金は発生せず、我々の開発したシステムであれば、名簿すら使いません。わずらわしい人間関係もありませんし、自宅で自分のペースでできるので、必然的に主婦の方からの応募が多くなりますね」