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「冬モノ衣類に使われる素材はデリケートなものが多いのですが、洗濯表示に『家庭洗濯NG』となければ、たいていのものは自宅で洗えます。ただし、洗い方を間違えると縮みや伸び、毛羽立ちなど取り返しのつかない失敗も。素材別の洗い方をチェックしてから洗いましょう」

 

そう語るのは、“洗濯王子”こと洗濯アドバイザーの中村祐一さん。かつて冬素材の王様だったカシミヤも、ファストファッションブランドの大量生産によって安価になり、手に入りやすくなった。厳冬も手伝って、今年はカシミヤニットが飛ぶように売れた。

 

また、今年、大流行したボア素材のアウターも、“もこもこ”ゆえにホコリや汚れが繊維に絡みやすく「なんかもう汚ないからワンシーズンでサヨナラかも……」という諦めの声も聞こえてくる。

 

でも、捨てるのはもったいないし、安く買ったのにクリーニングに出すのも惜しい! そんな節約派読者のため、“洗濯王子”がボア&フリースの洗い方を教えてくれた。

 

■ボア

 

ジャケットの裏地などに多用されていたボアが、今年はアウターの表地に。

 

【洗濯法】

 

用意するもの:ペット用ブラシ・ペット布製品専用洗剤(またはおしゃれ着用の中性洗剤)。

 

(1)ペット用ブラシでケア

洗濯前にペット用トリミングブラシで毛やほこりを取り除く。ペットの皮膚を傷つけない設計になっているので生地が傷みにくい。

 

(2)専用洗剤で洗う

洗濯機で通常どおりに洗う。ペットの毛が衣類から離れやすい専用洗剤を使うとホコリや毛が落ちやすい。なければ中性洗剤でOK。

 

「ボアの素材はポリエステルですが、密集率が高く動物の毛やほこりが絡まりやすい面も。ペット用ブラシ、毛やほこりをこそぎ取るスポンジなどを使って、洗濯前にケアをしましょう」(中村さん・以下同)

 

■フリース

 

洗浄力の強いアルカリ性洗剤で洗い続けると、フリース素材はゴワゴワ硬くなる!

 

【洗濯法】

 

用意するもの:洗濯ネット・おしゃれ着用の中性洗剤・柔軟剤・ペット用ブラシ。

 

(1)干す前にブラッシング!

フリースは洗うたびに生地が硬くなる素材。脱水後にペット用トリミングブラシで起毛してから干すと、柔らかい風合いが戻る。

 

「裏返して洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用の中性洗剤と柔軟剤で洗いましょう。洗濯機の手洗い(ソフト)かドライコースで洗います。干す前にペット用ブラシで起毛させて」