「無理なく貯められて『気付いたらこんなに貯まっていた』とうれしいサプライズがあるのが、貯金箱のいいところ。無意識に使っている小銭ですが、チリも積もれば山となるのだと実感すれば、日々の家計の引き締めにもつながります。自分を貯めやすい性格に変化させる、きっかけにもなりますよ」

 

そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さん。西山さんは、自身も子供をもつ主婦として小銭貯金をおすすめしている。そんな西山さんに、ママでも続けやすい、ユニークな貯金法7カ条を教えてもらった!

 

【1】小銭全部貯金

帰宅したら毎日、財布に残っている小銭をすべて、貯金箱へ。当然、日によって金額は変動する。

「こうするとお札を崩すのをためらうようになり、慎重に買い物をするようになります」(西山さん・以下同)

 

【2】つもり貯金

「子供が理髪店に行った“つもり”で、自宅で散髪をした」「電車やバスに乗った“つもり”で1駅分、歩いた」など、おカネがかかることを、少しがんばって自分でやってしまおう。そしてその金額を、貯金箱へ投入。

「おカネを使わずともできることを積極的に探したり、努力したりするようになります」

 

【3】ハッピー貯金

「子供のテストが好成績だった」「いい天気だったので、布団を干せた」など、日常で幸せだったことを探し、そのたびに100円を貯金箱に入れる。一日、ひとつでもいいことを見つければ、月に最低3千円貯まることになる。

「いいことを見つける習慣ができると、生活が変わります。家事も楽しくなり、ポジティブ思考に」

 

【4】いただきもの貯金

結婚式の引き出物、近所の人からのお土産やおすそ分けなどをもらったら、そのいただきものを「だいたいこれくらい?」と現金に換算。その額を貯金箱へ。

「いただいたものを現金に換算するのは、少し失礼ですので、こっそりやりましょう(笑)」

 

【5】新札貯金

お釣りをもらったときや銀行でおカネを下ろしたとき、ピンとした新札が交じっていることがある。そんなときは、新札用の貯金箱へプール。

「新札って、必要なときに限ってないこと、ありますよね。この貯金法は、結婚式のご祝儀や立て替えてもらったおカネを返すときなどにも便利です」

 

【6】ダイエット貯金

お菓子や間食、高カロリーな食事を我慢したら、その金額を貯金箱にいれる。また食事制限が続かない人は、エクササイズや半身浴、ウオーキングなど、ダイエットで努力したことに金額をつけ、その分もプラスで貯金。

「自分でルールを決める場合、最初は1回100円にすると、続けやすいですよ。つもり貯金と同じ発想で、『スーパー銭湯に行く代わりに、自宅で半身浴したから、400円くらい得したかな』というような換算の仕方もOK。

 

【7】差額貯金

「◯円引き」などのクーポンを使ったときや、値引きセールで安く買えたときに、差額を貯金箱に入れる方法。

「ドラッグストアやスーパー、ネット通販などを利用すると、たっぷり貯められるはずです。価格の比較に今まで以上に熱心になるため、家計がスリム化しますよ!」

 

日々の楽しい出来事を、貯金の喜びに変えちゃおう!

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