企業のコストカットのコンサルタント・坂口孝則さんが、そのコスト削減術を家庭に応用させた著書『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』(朝日新書)が話題になっている。

 

「企業も家庭もやみくもに節約を唱えても成功しません。成功させるにはきちんとした手順があるんです」という坂口さんに、家計コストカットのためにするべき6つの“価格交渉”を教えてもらった。

 

【1】家賃を交渉する

「『値下げしてくれ』というと不動産業者が怒るのでは、と思う人もいると思いますが、今は全国的に空き家が多く、賃貸物件も借り手市場。入居時や更新時に『1,000円でもいいので安くなりませんか?』と言ってみることです」

 

【2】銀行とはローンの利息を必ず交渉する

金融機関では言われるままの利息で契約してしまうことがほとんど。しかしじつは、現場の担当者にある程度、利率の決定権がゆだねられていることもある。「ほかの銀行を参考に『この利率になりませんか?』と聞いてみて。言うのはタダ。下がれば御の字でしょう」

 

【3】家族の保険は、数社を同時期に呼んで見直す

とくに満期返戻金などは、保険各社でかなり差がある。「保険は電話やパンフレットではわかりにくいので、担当者を直接家に呼び、数社で価格を比較。いちばん条件に合ったモノに入るべきです」

 

【4】リフォーム業者には見積もりを立てさせ、交渉する

「詳細見積もりなしでは交渉できません。出さない業者には決して発注しない。毅然とした態度で臨んでください」

 

【5】ガス利用とオール電化のコストについて、価格を見積もりしてみる

保険と同じく、電話やパンフレットでは詳細な数字がわかりにくい。直接、担当者に来てもらって数字を出してもらうこと。

 

【6】葬儀の事前見積もりをする

「いざとなると葬儀社の言いなりになりやすいもの。事前見積もりを頼み、相場を知っていれば、いざというとき、想定の価格の範囲で交渉することができます」

 

交渉の苦手な人が多いが、見えを捨てて、勇気を持って「もっと安くなりませんか」というひとことを発することで、思いがけないモノが安くなるかも。