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「お金に関する情報は世の中にあふれているのに、『なぜかお金が貯まらない』と悩んでいる人は多いですよね。実は、お金が貯まる人・貯まらない人の違いは、収入の差だけではなく、生活習慣によるものが大きいのです。まずは、知らないうちにお金を遠ざけてしまう“NG体質”の改善が必要です」

 

そう力強く断言するのは、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さん。彼女はこれまで500人以上を取材し、お金が貯まる人と貯まらない人の差を研究してきた。この10月には『お金が貯まる体質の作り方』(すばる舎)も出版している。

 

「お金は人生をより楽しく豊かにするための手段にすぎず、貯めることを目的にしてしまうとむしろ損です。節約ばかりで人生がつまらなくなっては本末転倒。ストレスなくお金を貯めて、潤いのある生活を送りましょう」

 

西山さんが言う、お金が貯まらない“NG体質”の人にありがちな生活習慣とは次の通り。3つ以上当てはまる人は体質改善が必要だ。

 

【1】ポイントやマイルを貯めっぱなし

【2】ついつい買いだめに走りがち

【3】「送料無料」にはめっぽう弱い

【4】行きつけの美容院が決まっていない

【5】休日は家族でショッピングモールが定番

【6】ビニール傘をよく買うほうだ

【7】クローゼットに似たような洋服が多い

【8】ヒマがあればSNSをチェックする

【9】どちらかというと、自分は運が悪い

【10】夫婦の会話はあまりないほうだ

 

なかでも、盲点になりがちなNG体質が「ヒマがあればSNSをチェックする」だそう。フェイスブックやインスタグラムといったSNSを頻繁にチェックする人は、いつも誰かと自分を比べてネガティブになる傾向があるという。そのストレスを発散するため、散財しがちに。

 

「あんなにいい生活をして、おいしいものを食べて、高いものばかり買って……と他人に嫉妬してしまうようになったら、SNSとは距離を置いたほうがいいですね。そういう気持ちが芽生えてしまうと、お金をいくら使っても、結局満たされることはありません」

 

また、「夫婦の会話はあまりないほうだ」という人は、互いのお金の使い方がわからなくなるのが問題だと西山さんは言う。

 

「『夫が飲み歩いているなら、私だって服を買っちゃおう』『妻が贅沢しているなら給与明細は見せない』というのはまさに悪循環。お金のことはオープンにして、一元化するのがオススメ。それぞれが一定額を貯蓄して残りを自由に使うなど、お互いが納得できる形を話し合いましょう」

 

何かと物入りなこれからの季節。当てはまる人は「早期改善」を心がけよう!

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