「ガラケーと比べて、スマホは通話料金ひとつとっても高くなりやすい。基本料金に30秒/20円の通話料金が使った分だけ別途上乗せされる場合も。そのほかのサービスもガラケーとは比べものにならないほど充実しているので、料金は割高になるのが一般的ですが……」
こう語るのはITジャーナリストの鈴木朋子さん。平均およそ7,000円ともいわれるスマートフォンの月額料金。そこで、少しでも月額料金を抑える“裏ワザ”を鈴木さんに聞いた。
【1】ガラケーからの移行は割引キャンペーンが!
「ガラケーからスマートフォンに乗り換えるなら、大手キャリアのキャンペーンが充実しています。ドコモの『はじめてスマホ割』なら、最大2年間、毎月1,520円が値引きされます。加えてスマートフォンの使い方をマンツーマンで学べる『かんたんスマホ講座』を1回限り無料で受講できます」
【2】『ムダアプリ』削除で余計な月額出費カット!
機種変更時に“初月のみ”無料でついてくる有料のアプリ。これは、自分でサービスを解約しないと、翌月以降は月額の料金が発生してしまう。
「オプションとして、留守番電話サービスや音楽サービスなどに加入していたりするケースも。それぞれのサービスは月300円程度ですが、いくつも重なれば数千円もムダにすることに……。要らないサービスはきちんと解約することが、月額料金を下げるうえでは大事なことです」
【3】破格の料金を可能にする「格安スマホ」
大手キャリアの割引にも加入している、ムダなサービスも解約した、それでも月額料金が負担に感じる……。そんなとき、半額以下にまで料金を下げることを可能にするのが、“格安スマホ”だ。
「“3大キャリア”以外にも、NTTドコモの通信回線を借りるなどして携帯電話事業を行う会社は20社ほどあります。『家族割引』や『かけ放題プラン』などの、大手が持つサービスは提供できませんが、SIM(シム)カードと呼ばれるものを買って登録するだけで、月額2,000円程度から利用できます。格安スマホにした場合も、これまでとほぼ変わりなくサービスを利用できます。オンライン販売が主流でしたが、最近では店頭での販売も増えてきています。ただし、これまで利用していた携帯会社のメールアドレスが使えなくなりますから、メールを中心に連絡を取り合っている人は注意が必要です」