タレント・ルー大柴の英会話技術のルーツは、英語、ロシア語、中国語が話せたという父親にある。ハグやキスを日常的にする、外国人のような感覚の持ち主だったそう。

 

「『紅茶を飲みなさい』を『ティーをドリンクしなさい』のように、英語と日本語をトゥギャザーして使っていました。僕は『マイ・サン(私の息子)』って呼ばれていて。僕もすでに高校時代、帰国子女のガールフレンドに“ルー語”で話していました」

 

高校卒業後には北欧を中心に、ヨーロッパをヒッチハイクで巡った。約1年間の放浪の旅で、さらに英語をアグレッシブに使うように。イギリスでは3カ月間、英語学校に通ったという。

 

「『黙っていてはわからない。イエス・ノーをはっきりしないとナメられるから、きちんと話せなくても、どんどん意見を言いなさい』と言われました。日本の英語教育は文法中心だけど、もっと外国の方とトゥギャザーしないとコミュニケーションは身につかないですよ。そのためには、外国人の友達を持つというのも、英会話上達の手です。今は、街を歩けば外国の人にヒットするじゃないですか」

 

おなじみ「ルー語」も、きちんと辞書を引いて意味を確認しながらつくっているそう。

 

「『藪からスティック(棒)』『一寸先はダーク(闇)』など、ことわざや慣用句に簡単な英単語を取り入れます。最近のお気に入りは『身をパウダー(粉)にして』。ルー語のこだわりは、英語をきちんと1度、日本語に訳して、まわりの人にもわかってもらうことですね」

 

オフィシャルブログにも、そんなルー語が盛りだくさん。いまやマネージャーの書き込みまで“ルー化”しているのだが……。英語を話せないと悩んでいる多くの人に、意外とルー語はオススメかもしれない。

 

「英会話は、アグレッシブに話しかけることが大事。緊張するようだったら、ちょっとお酒を飲むと気楽に話せるかもしれません。たとえば子供に『外でプレイして(遊んで)きなさい!』とか、日常生活の中でルー語を取り入れてみてください!」

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