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“ねこ嫌い”だった女性の心身を癒し、メロメロにしてしまった、スピねこを発見!東京・新大久保にある神社で暮らしている、ぎんちゃん(オス・推定14歳)は、地元民や参拝者、みんなに愛されている地域ねこだ。

 

その神社の目の前にある九州料理店「かんちゃん」の女将・室園理子さん(75)は、10年前に胃がんの手術をし、「長くても3年」と余命宣告を受けた。

 

「ぎんの存在は知っていたけど、うちに来ることなんてなかったんですよ。それが、退院してお店に出るようになると、私を見つけて寄ってくるようになったんです」

 

もともと大のねこ嫌いで、近づいてくるねこもいなかったという理子さん。なぜぎんちゃんが突然やってきたのか、なぜ自分がねこをかわいがるようになったのか、と、不思議に思ったのだそう。

 

「霊感のある知人にぎんの写真を見せたら、『悟りをひらいたねこだから、このコの嫌がることは絶対にしないように』と言われました。また、ぎんちゃんのことを知らない別の人からも『いま近くにいるねこを大切にしなさい』と言われたのでびっくりですよ」

 

そんな助言もあり、ほぼ毎日ぎんちゃんに会っているうちに、癒されていったのか余命宣告を受けた3年は過ぎ、あっという間に10年たっていたのだそう。さらに−−。

 

「神社の前の道を、性格のよさそうな人が通ったときに、ぎんが勢いよく逃げて隠れてしまったんですよ。何でだろうな、と思っていたら、あとからあまりよくない噂を聞きました(笑)。何かわかるんでしょうね。そんなぎんのおかげで、長生きできているんでしょうね。足を向けて寝られません」

 

理子さんは現在、大学のオープンカレッジに通っているそうで、毎日を楽しんでいるようすだった。

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