’14年大みそかに抽せんが行われた、年末ジャンボの1等当せん全34売り場が判明した。今回なんといっても注目なのは、東京都と大阪府の2大人気売り場と肩を並べる、2本14億円の大当たりが出た沖縄県「那覇メインプレイスチャンスセンター」だろう。

 

「1等は1千万枚に1枚。それがどうして沖縄の片隅の売り場に重なってあったのか? しかも当たりはバラと連番の両方にあって、計4人が億万長者になったとか。奇跡としかいいようがない」(宝くじ研究家・山口旦訓さん)

 

いったい何が起きたのか?さっそく本誌は奇跡の理由を探りに那覇に飛んだ。那覇市内を走る「ゆいレール」おもろまち駅から歩いて5分。ショッピングモールの壁面に売り場はあった。

 

「’14年7月の『幸運の女神くじ』で、西日本で唯一の1等1億円が出たばかり。’14年はロトでも100万円以上の当たりが3本出て、そろそろジャンボだよと販売員同士で話していたところでした」(鈴木秋彦店長・以下同)

 

幸運の女神くじでは、中学生の孫3人を連れた女性が当せん確認にやってきた。

 

「バラで50枚お調べしたんですが、そこに前賞、後賞1千万円ずつ計2千万円の当たりくじが入っていたんです。こっそりお伝えしたんですが、お孫さんが『これで台所のリフォームができるね』と、大騒ぎ。『静かにして』とオロオロされる女性の姿が印象的でした」

 

どうしてこの売り場からラッキーが続くのか? 鈴木店長は、「ひぬかん」という聞き慣れない言葉を口にした。

 

「沖縄の民間信仰なんですが、台所のかまどにいる神様に福を願って、毎月旧暦の1日と15日、家の台所に塩、水、酒、チャーギ(イヌマキ科の常緑高木)の葉を供え、線香をたくことを『ひぬかん』というんです。販売員もたいへん熱心に祈願していて、ジャンボの期間は毎日、台所で当せん祈願にひぬかんをしてから出勤してきた販売員もいたほどです」

 

驚異の大当たりは、ひぬかんパワーの御利益だった!