1等前後賞合わせ10億円のビッグチャンス、年末ジャンボが今年も11月24日から店頭に並んだ。数ある売り場から、どう幸運を引き当てるか？今回、本誌が注目したのは「福名」＝縁起のいい名前を持つ販売員。「福名」を持つ販売員がいる売り場では億が出ているのだ！
10年前（’06年）から福名販売員が大勢いる売り場として人気なのが、大阪府「布施ポッポアベニューチャンスセンター」。
「当初は福徳明美さん、大冨賀代さん、大黒悦代さん、恵美須屋理代子さんの4人からスタート。その年サマー1等前後賞3億円が出たのを皮切りに、翌年はドリーム、オータム、年末で1等。大当たり売り場として地元で話題になりました」（福永益男店長）
その後’12年に吉永伸子さん、中矢美佐子さん（1等に矢が的中ということで宝くじではおめでたい姓）、富田恵美子さんを加えて7人に増員したところ、’12年年末1等前後賞6億円。そして今回の年末には福永店長のほか、吉村志満子さん、泉祐子さん（幸運のイズミ湧く）と、総勢10人の「福名さん」がそろい、過去最強の布陣が完成。
年末販売中、シフトを合わせ、必ず数人が売り場に立つとか。10人を代表して、恵美須屋さんがこう打ち明ける。
「テレビで“福名販売員”売り場と紹介されたのを見た奈良県の中年女性が、『福名さんから買いたい』と年末ジャンボを買いに来たんです。その人が1等の前賞1億円大当たり。『思い立ったら行動することや』と興奮してたのをよく覚えています」
つづいて’15年サマー1等前後賞7億円が出た東京都「浅草第一屋ビル宝くじセンター」。ここには福田好子さんと、抽せん機が矢で的を射ることから、縁起がいい名の出射比奈子さんが在籍。販売歴11年の福田さんはこう語る。
「おととしグリーン1等3億円を当てたのは仲のよいお姑さんとお嫁さん。売り場に持参したくじを調べて当せんを伝えると一瞬は驚いたようでしたが、意外と淡々と2人並んで帰っていかれました」
同じく東京都「渋谷駅ハチ公広場宝くじ売場」には兼光子さんがいる。カネが光ると読めることで人気の販売員だ。’13年年末1等前後賞7億円ほか、何十人もの億万長者誕生をその目で見てきた。
「売り場の前を通りかかった小学生連れの男性が『お父さんはここで買って1等が当たった。感謝しているんだよ』と、子どもに話しかけているのが聞こえてきて。いい仕事をしているんだな、とあらためて実感しましたね」（兼さん）
西日本随一の人気売り場・大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」。ひらがなの名札を見てみんな驚くのが“おかね”さんこと、岡根真弓さんだ。
「私の名が常連さんの間で噂になって『毎日会えないかと捜してたんです。やっと会えました』と言って、買ってくださる方もいます（笑）」
あなたもあやかれ、福名販売員の招福力！
