花粉症 インフルエンザを防ぐ「副交感神経」コントロール法 後編

“自律神経のスペシャリスト”と呼ばれる順天堂大学医学部の小林弘幸教授によると、女性は40歳、男性は30歳を境に副交感神経の働きがガクッと衰えるという。副交感神経とは呼吸や内臓の機能を司る自律神経の一種で、こ働きが衰えると体の抵抗力が弱まり、風邪やインフルエンザ、癌の発症に繋がるという。反対に、副交感神経の働きが過剰になると、鬱病や花粉症などのアレルギーを引き起こしやすくなることも。

「交感神経と副交感神経両方がバランスよく働いていることが重要です。交感神経の働きが過剰な状態だと血管は収縮し、血流不足による冷えや肩こり、めまい、『心配事が頭から離れない』といった症状が出てくることもあります」と小林教授は語る。そこで副交感神経をバランスよく働かせる方法(後編)を特別指南してもらった。

[足裏をもんで血流アップ]足裏は心臓からもっとも遠いうえ、毛細血管が集中しているので、血液が滞留しやすく疲労感も蓄積される場所。ここをもむことで、末梢の血管が開き、老廃物の排出と栄養分の供給がうまくいき体調がよくなります。さらにおすすめなのがウオーキング。副交感神経が活発になる夕方以降にゆっくり歩くと、うっ血が解消され寝付きもよくなります。

[手の親指には力を入れない]意外な方法がこちら。人は緊張すると拳をギュッと握りしめることがあるが、これは緊張を強め、むしろ副交感神経を低下させる研究結果が出ている。親指を中に入れて握ると、さらにレベルがより下がるという計測結果も。

[どんなときでも怒らない]怒りはまさに「興奮・緊張」の交感神経が過剰な状態。血管が収縮し、血球が壊され血液もドロドロになるので、怒りは自らの命を縮めているようなもの。怒りの8割は自己満足。根本的な解決にはなりません。冷静に話すことを心掛けましょう。

[ハードな仕事は15時まで]副交感神経が活発ということはリラックスした状態ですが、悪くいえばモチベーションも低い状態。副交感神経は夕方から活性化してゆくので、15時以降に頭を使う仕事は避けたほうがいいでしょう。反対に、交感神経が優位な午前中に難しい仕事は片付けて。語学の勉強なども朝のほうが効率的です。