お葬式で損しないための「節約テクニック」7
近年、長引く不況とライフスタイルの変化から”葬儀のあり方”が見直されている。よりつつましく、シンプルに、という流れのよう。しかし同時に、身内を亡くし気持ちの整理がつかない遺族たちの、心の隙間を突くような「悪徳葬儀業者」も急増しているというのだ。
『まんがで丸わかり! はじめてのお葬式』(イースト・プレス社)の原作・構成を手がけたジャーナリストの新郷由起さんに、いざ”そのとき”に損をしないための「節約テクニック」をアドバイスしてもらった。
【1】日ごろから”4W2H”(誰が、いつ、どこで、誰を呼んで、どのように、いくらで)を意識し、自分の望む葬儀をイメージして
【2】葬儀社のパンフレットやHPを比較検討し、少なくとも2社以上から見積もりを
【3】時間的に余裕があれば葬儀社に出向き対応をチェック
【4】初めて会う業者に『すべてお任せします』は禁句
【5】僧侶へのお布施は、必ず事前の確認と交渉を
【6】葬儀社経由で僧侶を依頼する際は、お布施の上限額を伝えること
【7】葬儀費用総額の上限も決めておくべし
葬儀費用とお布施の上限額をきちんと決めておくことで、無駄な出費を抑え、総額30万円以上の節約も可能だという。葬儀は人生最後のセレモニー。悔いなく旅立ち、そして見送るために、家族であらかじめ考えておくことが必要だ。