誕生45年の今明かす「チョコボール・キョロちゃん」の正体
’67(昭和42)年の発売開始以来、多くの子供たちに親しまれてきた「チョコボール」(森永
製菓)。商品と同様に人気を集めているのが、マスコットキャラクターの「キョロちゃん」
だ。現在、放送されているCMは『♪クエッ、クエッ、クエッ』の曲に合わせ、キョロちゃん
と子供たちが浜辺でカメを助ける「キョロ島太郎」編。ところで、キョロちゃんっていったい
何者?
’65年、チョコボールの前身となった商品『チョコレートボール』が発売された。その取出し
口が鳥のくちばしのように見えたところから、’67年にチョコボールが発売された際、鳥をイ
メージしたキョロちゃんが誕生した。鳥といっても空を飛ぶことはできないが、その代わりに
ジャンプが得意。年齢、性別は不明だ。
「登場したころは『かわいくない!』と、社内ではあまり評判がよくありませんでした。そこ
で、目がキョロキョロしているところから『キョロちゃん』と、かわいい名前が付けられたの
です」(森永製菓・広報担当)
チャームポイントのこの目、よく見ると体が横を向いているのに2つとも正面に並んでいる。
これは「同存化表現」という、ピカソに代表される前衛的な絵画手法。また、体形に丸みを持
たせたり、色あいを鮮やかにするなど、これまで4回のマイナーチェンジが行われている。
現在はブランドサイトを通じ「キョロちゃんファンクラブ」も運営されている。会員数は約4
万人というからオドロキだ。ところで、チョコボールでもうひとつ思いつくのが「おもちゃの
カンヅメ」。これって、どのくらいの確率で当たるのだろうか?
「確率を申し上げることはできませんが、毎月1万7千人くらいの方が当選しています」(同
前)
現在の『おもちゃのカンズメ』には、キョロちゃんをモチーフにした「新キョロ缶」も。さ
あ、みんなでエンゼルマークを集めよう!