ポーラ文化研究所による調査では、美容医療経験者のうち未成年は7%、さらに40代以上の熟年世代も全体の4割近くを占めている。老いも若きも、美容医療にトライする時代なのだ。

湘南美容クリニックの総括院長・相川佳之先生は言う。

「当院でも『子ども二重』を実施しています。6歳以上が対象で、ほとんどが逆さまつげの治療目的ですが『アイドルの○○のようになりたい』というお子さんも。もちろん親、本人とよく話し合っていきますが。4050代の患者さんはもともと存在しますが、総数に比例して増えていますね。80代の方も普通にいらっしゃいますよ。美肌レーザー医療も効果が飛躍的に上がっていますから」

医療の力を借りて、美を追求する女性たち。そこには深刻な思いがあることも。相川先生が担当したある40代の女性の場合。

「その方は、度を超して太ってしまい、それがもとで自信をなくし外へ出られなくなってしまったんです。外出しないからますます太り、その繰り返しでうつ状態に。そこで当院で脂肪吸引を受けたところ、自信が持てるようになって、最後は若い彼氏を見つけて結婚されました」

もちろん、美容整形がすべてを解決させるわけではない。パーツがきれいになっても、仕草や表情が輝いていなければ美しくは見えない。いつも悪口や不満を言っていると口がへの字になって、顔は醜くゆがんでしまうという。

「ただ、人は自信のないところを無意識に隠します。顔にあざがあれば髪で隠したり、肌に自信がなく笑顔になれないとか。でも、それが解消されると自信が持てて服装や気分も明るくなり、幸せは近づいてくる……。これは美容医療がもっとも貢献できるところだと思います」

年齢を重ねれば、コンプレクスは「見えないところ」にも現れ始める。最近では美容医療で若さを取り戻すことも可能だ。

「豊胸もヒアルロン酸注入で谷間は作れます。また、婦人科形成では小陰唇の形成手術や、膣壁にヒアルロン酸を注入し”締り”を良くする施術、さらに手術による膣縮小なども行なっていますよ」

美容医療の目的は「美」だけではないのかもしれない。

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