イベント続きの年末に使える「カドの立たない」言いまわし

12月といえば、忘年会、クリスマスパーティー、そして帰省と、お付き合いシーンが増える季節。全部にイイ顔をしていたのでは身がもたない。そこで今回は、コミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子先生のアドバイスと、ベストセラーとなっている『できる大人のモノの言い方大全』(青春出版社)を参考に、イベント続きの年末に使える「カドの立たない」言いまわしを紹介しよう。

【出席を断る】「ごめんなさい。今回は見送らせてください」。断るときの枕ことばとして「申し訳ありません」などの謝罪の言葉をつけるのが大人の振る舞い。

【すすめられたお酒を断る】「ありがとうございます。もう十分いただきましたので」。あくまで、相手に感謝の言葉をかけながら、やんわり断ろう。

【苦手な料理を遠慮する】「せっかくご用意くださったのに申し訳ありません。実は○○が苦手で」と正直に打ち明けて、「そのぶん別のものをたくさんいただきますね」と付け加えよう。

【苦手な人から逃げる】「あ~」「はい」「ええ」など、相槌を打ちつつも、質問したり関心を示す言葉を入れないのが鉄則。「そうですね」「わかります」といった相槌は、乗せてしまう可能性大なので注意!

【相手の自慢話を止める】「ほんとすごいよね~。ところで、さっき話してた○○って……」など、いったん「すごいね!」などのホメ言葉で一気に盛り上げて、一瞬間を置き「あっ、ところで……」と変えてしまうのが自然でスマートだ。

【早く帰りたい】「今日はありがとうございました。楽しかったです」と、ズバリ「過去形」で話してしまう!
これで自分がそろそろ帰ることを、それとなく知らせることができる。

「まずは、即答を避けること。慣れない方が相手で緊張しているときでも、34秒の間を置けば、失敗は避けられます。その後、イエスと答えるのなら『ありがとうございます』、ノーと答えるなら『せっかくなのですが』とワンクッション置いてから、話を切り出すようにしてみてください。それだけで、印象ががらっと変わるはずです」(杉山先生)

 

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