6月16日からカンボジア・プノンペンで開催される2013年第37回世界遺産委員会で、いよいよ富士山が世界文化遺産登録される見通しとなった。富士山の世界遺産登録は、国を挙げての悲願だったのがいよいよ実現する。

 

そこで、日本人なら知っておきたい『富士山』の豆知識をご紹介。

 

【富士山頂の境界線はグレーゾーン】

富士山の八合目より上は富士山本宮浅間大社の奥宮境内地となっているが、それがどの県に属するかというのはグレーゾーン。山梨県と静岡県の間で領土問題ならぬ、境界問題が勃発しており、いまだにどちらの県に属するか、まさに“棚上げ”状態となっている。

 

【日本の歴代1位の風速は富士山頂で記録】

あんなに穏やかそうに見える富士山だが、とくに山頂付近はまさに人知を超える気象条件になるという。

「日本歴代1位の最大風速は1942年4月5日に観測された72.5m/s、最大瞬間風速は1966年9月25日に観測された91.0m/sで、ともに富士山測候所で観測されています。人が立ってなどいられない猛烈な風です」(気象庁東京管区気象台技術部技術課・丹下昭彦主任技術専門官)

 

【富士山頂で炊くご飯はマズイ!】

山頂の気圧は、約0.65気圧。平地の約3分の2程度しかないため、頂上でお湯を沸かすと87度程度で沸騰する。結果、米を炊いても芯まで火が通らず、マズ〜イご飯ができてしまう。

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