いまや雑貨だけでなく、乾麺や缶詰、調味料などの食品も、100円ショップの定番商品だ。そりゃ一人暮らしにとっても、主婦にとっても嬉しい事態なのだが、素朴な疑問、100円ショップの食品って、ホントのところどーなのよ?そんな失礼な質問を『キャンドゥ』経営企画室広報担当の齋藤さつきさんにぶつけてみた。
Q―100円ショプに食品まで並んでいるのはなぜ?
「お客様からのニーズがあるので、食品は約20年前から取り扱っています。オリジナル商品も多数あり、品質、味に自信を持って販売しています」
Q―同じ商品がスーパーでは高く売られているのに、どうして100円?
「よりたくさんのお客様に来店していただきたいという想いから、利益率は低くなりますが、さまざまな商品を105円で販売しています」
Q―オリジナル商品の産地が心配、どこで作ってますか?
「国内でも国外でも作っています。仕入先はアメリカ、ヨーロッパ、韓国、台湾など。安心して召し上がっていただけるよう、産地と工場をパッケージに明記しています」
Q―やっぱり賞味期限とかギリギリなんですか?
「ギリギリの商品はありません。鮮度は非常に重要ですので、より賞味期限の新しい商品を並べています」
いっぽう最近『たん塩』や『銀鮭塩焼き』など、すぐにいただけるおかずの品揃えが豊富な『ローソンストア100』。この商品がどうして105円で売れるのか、PR担当の森口紫乃さんに聞いた。
「安さのヒミツはいろいろあります。たとえば新鮮な野菜がいつでも105円というのに驚かれますが、これは全国に契約農家があり、局地的な天候不順による野菜市場のアップダウンに影響されないから。また、ローソングループ専用の農園があり、『全量買取』という仕組みでコストダウンも。オリジナルブランドの加工食品、冷凍食品、パンなどは、メーカーに『大量発注』『全量買取』などを提案しコストを抑えています」