連載第9回となる『中山秀征の語り合いたい人』。今回のゲストは、歯に衣着せぬ物言いで活躍し続けるツッチーこと土田晃之さん(41)。中3、小4、小2、小1の男の子4人の父親。共演することも多々ある2人の子育て話にフォーカスした“イクメン対談”スタートです!

 

土田「僕は4人目が生まれる前に、1カ月間、育児休暇を取ったんです。育休を取った男は、僕が芸能界でいちばん最初。言ってないだけです。秀さんはMCだから休みにくいでしょうが、僕の仕事はひな壇中心。だから、マネージャーが『その日はスケジュールが埋まっちゃってて』って言えばすむんですよ。レギュラー番組の2日間だけはスタジオ収録とロケは行きましたが、そのほかは1カ月間休みました」

 

中山「公言せずに、うまく休んだんだ。マネージャーが大変だったのね(笑)」

 

土田「嫁さんが毎回つわりがひどくて、入院するんですよね。上の子たちが幼稚園のときはそれぞれの実家に預けられたけど、もう小学生だったので僕が仕事を休めばいいと思ったんです。妊娠して3〜4カ月目に休暇を取りました。朝起きて、お弁当作って、朝ご飯作って、3人の子どもを学校に行かせていました。しかも、僕は結婚が早かったから一人暮らしをしたことがなかった。ふだんは家事を全くやらないから、だんだん楽しくなっちゃって。専業主夫ですね」

 

中山「子どもたちにとっては、パパといちばん長く過ごせた貴重な時間だったよね」

 

土田「お母さんってパジャマを脱ぎっぱなしにしても、結局片付けるじゃないですか。でも、僕は片付けない。初日に長男が脱ぎっぱなしにしたパジャマが、学校から帰ってきてもそのまま置いてあって、見つけた途端に長男が『ハッ』って顔をして(笑)。『どうした?』って聞いたら、『あ。パジャマを片付けるのを忘れました……』。あのときの子どもたちは相当厳しい生活を強いられていたと思いますよ」

 

中山「そういう意味で言うと、ツッチーは厳しい父親なのかな?」

 

土田「遊ぶときは遊びますけど、父親は怒るときに怖くないといけないとは思っています。正直、僕は仕事で外に出ているので子育てはほとんど嫁さんに任せっきり。その嫁さんでも手に負えなくなったとき、父親は最後の砦にならなきゃいけない。父親がナメられるようになったらもう終わりだと思うんですよね」

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