「会うと幸せになれる」という、セーラー服を着たキモかわいいおじさん。それが“セーラー服おじさん”こと小林秀章さん(51)。ネット上で話題になり、メディアへの露出も増え、すっかり有名人に。

 

はじまりは、小学生。女の子のパンツが大好きで、スカートめくりが日課。ある日、担任が罰として、皆の前でスカートをはかせた。それが喝采を浴び、女装をするとウケることを覚えた。

 

運命の日’11年6月11日。神奈川県のとあるラーメン店の企画「30歳位上でセーラー服を着て来店したら、ラーメン1杯タダ」の噂を聞き、ひらめいた。事前にあらゆるシミュレーションをし、公の場でセーラー服を着て歩くことに!

 

「実際にやってみると何も起きないんですね。電車に乗っても何の波風も立たない。都会のスルー力を実感しました」

 

どこまでスルーされるのか限界をしりたくなり、以降、セーラー服姿であちこちに足を運ぶようになった。裁判の傍聴から、有名ホテル。外国は中国とフランスへ。小林さんはノーメイクにもじゃもじゃのひげ面からもわかるように、決して女装家ではない。

 

「アンバランスが面白い。女の子の格好にこだわりはあっても、メイクは面倒くさい。女性として扱われたいわけではないんです」

 

ふだんは大手企業に勤務するエンジニア。セーラー服姿は基本、土日限定で、都内であれば渋谷や新宿、秋葉原に出没。セーラー服は秋葉原、スクールバッグやセーターの小道具は中野で買っているという。

 

現在は都内での活動が中心だが、「どこまで行ったら自分のことが知られていないかを知りたい」ということで、地方での活動にも意欲的だ。

 

「女子中高生に『写真撮ってください』と言われ、ハグしても許される。中身はおっさんなのに(笑)。実は本人がいちばん幸せになっているんではと思っています」