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話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(40歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回のお題は、「日曜の夜アニメ」展覧会だ。

 

最初に向かったのは「ちびまる子ちゃん展」。駅からバスに乗り杉並アニメーションミュージアムへ。3階ではちびまる子ちゃんのアニメ放送開始から25年を記念しての企画展が開催されている。歴代のオープニング・エンディング集や懐かしの映像、絵コンテ、セル画などを展示。放送当初のちびまる子ちゃんの顔と現在の顔の描かれ方が違うことがわかった。

 

一角には、まる子の祖父・友蔵の心の俳句にちなんで、俳句コーナーというのもあり、来場者の俳句も展示されていた。記念写真の撮影コーナーもあったり、ほのぼのと楽しめる内容だった。

 

次に向かったのは、世田谷区にある桜新町。ここは知る人ぞ知るサザエさんの街だ。その名もサザエさん通りを歩いて5分もすると長谷川町子美術館が現れる。現在、「開館30周年記念 長谷川町子が描いたサザエさん」の展覧会が開催中。

 

こぢんまりとした入口から2階にあがる。まずは長谷川町子さんの年表から目を通す。女性漫画家として10代の半ばから才能を見いだされたよう。展覧会は(1)漫画の世界。(2)絵本の世界。(3)アニメの世界。と3つのテーマに分かれている。

 

(1)では、夕刊に初めて掲載された原画などを展示。終戦の翌年から連載されたので、配給や闇市といった単語も見られ、世相を反映した国民的作品であることをあらためて実感した。めた坊的目玉は、マスオさんとサザエさん夫婦は最初、実家には暮らしていなかった、ということと、サザエさんの結婚がお見合いというところ。(2)には連載が終了した後の絵本の原画。(3)には茶の間の様子を再現したコーナーがあった。アニメだけではわからないサザエさんをじっくり堪能できた。

 

【めた坊ジャッジ】サザエさん結婚秘話には驚いた。歴史の長さが決め手で、サザエさんの勝利だ!

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