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話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「絵画で知る江戸」対決だ!

 

まず向かったのは広尾にある山種美術館の「伊藤若冲生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観−−HAPPYな日本美術−−」。江戸時代に活躍した画家・伊藤若冲の作品が展示されている。

 

今回の目玉は、初公開という江戸期に描かれた若冲の『布袋図』や『恵比寿図』などの5点。タイトルからして福にあやかれそう。墨で描かれたシンプルな布袋さんや恵比寿さんからは、おめでたいオーラが感じられた。

 

特に図録の表紙にもなっている若冲の『伏見人形図』は、7人の布袋さんが並んだもので、そのユーモラスな絵柄に、ひとり思わず笑みがこぼれた。江戸時代の人たちも、長寿や富や繁栄などを象徴する絵からHAPPYな気分を感じていたよう。明治時代以降の横山大観などの作品もあり、幸せオーラにあやかりたい人には、ぜひ足を運んでほしい展覧会だ!

 

次に向かったのは、墨田区・たばこと塩の博物館の「隅田川をめぐる文化と産業浮世絵と写真でみる江戸・東京」。この博物館から見上げればスカイツリーがすぐそばにあって感動!入館料が大人100円というのもうれしいところ。

 

今回の特別展では、隅田川を中心とした文化や産業について、浮世絵や古い写真などで紹介されている。江戸時代の隅田川は、物資を運ぶためとか、花見を楽しむためとか、現在と同じように人々の生活に密着していたんだなと、あらためて感じることができた。

 

また、歌舞伎や浄瑠璃には“お家再興”がテーマになっている「隅田川物」と呼ばれるジャンルがあるそう。購入したポストカードの『桜清水清玄』もそのひとつ。展示されている浮世絵は32点、写真や絵は100点を超える。でも、こちらの美術館は混雑していなくて、ゆっくり鑑賞できた!

 

【めた坊ジャッジ】展示されている絵を見て、幸せな気分になれたのは初めての経験。今回の対決は、若冲の勝利だ!