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話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(41歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、蒸し暑い天候が続く中、涼しげな気分に浸れる「夏の日本画展」対決だ!

 

最初に向かったのは「郷さくら美術館」。現在、川、湖、海など「水」にちなんだ「水の音色」展を開催中。こちらは現代日本画の専門美術館なので、若い画家の作品が多く展示されていた。約600点の収蔵品の多くが50号を超える大きさというのも特徴で、作品の存在感に目を奪われる。

 

水の音色を聴きながら、深い青や、スカイブルー、エメラルドグリーンと、いろいろな色で表現された「水」を見る。水しぶきや清流など、清涼感たっぷりの作品が並び、すがすがしい気分に思わず深呼吸をしたくなったほど。絵画でこれほどまでに涼風を感じたのは初めてかもと、少し感動した。

 

美術館は、桜が咲く時期には大勢の花見客でにぎわう目黒川の近くにある。3階建ての2階部分は、桜の日本画だけが展示されており、その美しさに圧倒されることうけあい。今回初めて足を運んだ美術館だが、現代日本画にたくさん触れられる穴場だと思った。

 

つぎは世田谷にある「五島美術館」へ。こちらでは「夏の優品展−動物襲来−」という展覧会が開かれている。絵画や工芸に描かれたさまざまな動物の姿が紹介されていた。雨にぬれるカエルが小さく描かれた『緑雨』の鮮やかな色彩が、渋い色が多い絵画の中では特に印象的だった。

 

ほかには、壺に描かれた愛らしい動物、優雅に泳ぐコイの絵などがあった。魚や甲殻類に関連した展示物が多く、夏らしさを満喫。こちらも初めて足を運ぶ美術館だったけど、所蔵の品は、創立者であり、東急電鉄元会長の故・五島慶太氏が、戦前から戦後にかけて収集した古美術品。こうして作品に触れられる機会を作っていただき感謝。

 

緑豊かな庭園はきれいに手入れがされており、散策も可能。のんびりとした時を過ごせる美術館だと思った。

 

【めた坊ジャッジ】展示品は甲乙つけがたかったけど、五島氏の心意気に感謝。ということで今回は「夏の優品展」の勝利だ!

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