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毎月一定の料金を支払うことで、商品を“借り放題”“使い放題”というサービスの多様化が進んでいる。上手に活用して、生活をもっとおトクに、快適にしよう!

 

「毎月9,800円を支払うことで、1カ月間“洋服借り放題”のファッションレンタルサービスを利用しています。プロのスタイリストさんたちが事前に登録した私のサイズや好みに合わせて洋服を選んでくれるので、外出前に着ていくものを考える手間が省けるうえ、クローゼットのなかも片付いてスッキリ!『こういう着こなし方があったんだ』と驚くこともあり、とても満足しています」

 

そう語るのは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。風呂内さんが実際に使用しているレンタルは、最近耳にする機会の多い“サブスクリプションサービス”。通称“サブスク”といい、その便利さが話題になっている。

 

サブスクリプションとは、商品やサービスを1つずつ買うのではなく、定期的な購入や一定期間の利用に対して“定額”を支払うこと。スマホの動画・音楽配信などのデータ通信型サービスのほか、1カ月の「コーヒー飲み放題」「毎日ラーメン1杯が食べられる」といったユニークなサブスクも増加中だ。先日は、トヨタ自動車が’19年1月から「定額料金で好きな車種乗り放題」のサービスを開始すると発表して話題になった。

 

「固定客を獲得したい企業の狙いが、サブスクの拡大につながっています。ですが、おトクだからといって、お店に通うまでの交通費や時間がかかってしまっては本末転倒。女性におすすめしたいのは、宅配系のサービス。洋服や化粧品、食材を自宅に届けてくれるサービスなど、便利なものが続々登場しているので、自分にピッタリなサブスクを探して活用したいところです」(風呂内さん・以下同)

 

そこで、風呂内さんに注目のサブスクサービスを教えてもらった。

 

利用者の増加が顕著なのは、洋服のレンタルサービスだ。スマホで専用のアプリをダウンロードすれば、画面上で洋服のオーダーができる。1カ月の料金を支払うと、洋服を返却するごとに何着でも借りられる仕組み。返却するときの配送料はかかるものの、「つい似たような服ばかり買ってしまう」といった家計のムダ遣いを防ぎ、同時に収納スペースにもゆとりができて一石二鳥。

 

「毎月洋服にかけている出費と比較して、定額料金のほうが少なく済むのであれば、試す価値は十分あると思います。運営する会社ごとに返却方法や料金、取り扱うアイテムの特徴があるので、契約する前にそれぞれの体系をきちんと確認しましょう。“お試し期間”があれば、1カ月程度使ってみてから契約する方法もあります」

 

■衣類

 

【air Closet】料金(月額):レギュラー・9,800円(税別)

スタイリストがコーディネートした服が1回につき3着届き、返却したら次の服が借りられる。クリーニング不要で、別途、返却手数料1回300円(税別)。

 

【SUSTINA】料金(月額):ベーシックプラン・3,900円(税別)~

ベーシックプランは服、バッグ、アクセから15点までレンタル可能。月に1着無料、2着目から1点550円で新しいアイテムと交換できる。クリーニング不要で、送料無料。

 

【Yclean】料金(月額):8,800円(税別)~

国内大手メーカーのワイシャツが20枚まとめて届く。着終えたら無料の専用回収袋で1カ月後に返却する。クリーニング不要。送料無料。

 

■コスメ

 

【BLOOM BOX】料金(月額):1,620円(税込み)~

アドバイザーが選んだ、スキンケアをはじめ化粧品の現物または4~5種類のお試しサイズの化粧品が毎月届く。

 

風呂内さんが利用しているという「air Closet」は20~40代の女性向け。このほか、「夫のワイシャツのアイロンがけが面倒」という人にピッタリなのが、月に20着ワイシャツが借りられて、洗濯せずに返却するシステムの「Yclean」。煩わしさから解放され、夫が気持ちよく出勤できると好評の声が上がっている。

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