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どうしてお金が貯まらないんだろう……という悩み。じつは、あなたが無意識にしているお金の使い方に原因があるのかも。改善して、今年は“貯め上手”を目指そう!

 

「『節約をしていても、お金が全然貯まらない』という声をよく聞きます。消費税が10%になる今年10月までに、ご自身のお金の使い方をもう一度見直すことをおすすめします。お金が貯まらない行動を改善しておかないと、いつまでたってもお金が貯められない人になってしまいますよ!」

 

こう話すのは、『使えば増える!お金の法則 ワクワクしながら資産づくり』(時事通信社)の著者でHAM代表取締役の垣屋美智子さん。垣屋さんは株式アナリストなどを経て、企業や個人向けに資産形成のアドバイスを行っているスペシャリストだ。

 

「上手なお金の使い方をしている企業や人は資産を残せています。反対に、節約をしているつもりでも、“間違ったお金の使い方”をしていると、お金は増えないのです」(垣屋さん・以下同)

 

そこで垣屋さんに「多くの人がやりがち」だという、買い物のNG習慣を解説してもらった。

 

■毎日スーパーに行ってからその日の夕食の献立を考える

 

節約に気を使いすぎることで、結局浪費してしまうことがあるそう。たとえば、光熱費を節約しようと食器を洗うときにゴム手袋をして冷たい水を使ったり、お買い得品を求めて車でスーパーをハシゴしたりなど、効果がよくわからない節約行動は時間と労力を費やすだけ。

 

「1円でも節約したいのなら、出かけないのがいちばん。毎日スーパーに行ってから献立を考える人は、日用品や食品を購入するのは週に1~2回と決めて、こまごました出費を防ぎましょう」

 

スーパーやコンビニのレジ周辺に陳列しているお菓子や、コーヒーのテイクアウト、カフェに行ったら飲み物のほかにマフィンなどもう1品オーダーしたくなる……、そんな行き当たりばったりの消費は改めるようにしよう。

 

■バーゲンセールが大好き

 

シーズンごとのセールやアウトレット品、バーゲン品は「安く買えた!」とうれしくなるが、これもムダ遣いの1つ。

 

「“安い”という理由1つで買ったものの大半は、あまり大事に使っていなかったり、買ったこと自体忘れていたりすることもあります。本当に気に入ったもの以外は買わないように。洋服でも1シーズンでダメになるような素材のものではなく、値段は少し高くついても、品質のいいものを選ぶようにしたいですね」

 

■フリマアプリを頻繁に使う

 

最近人気のフリマアプリに出品するためにものを購入するというのも本末転倒。不用品を捨てるのはもったいないから誰かに使ってもらおうという考えはいいが、売却したお金で別のものを買うことを繰り返しては、お金は永遠に貯められない。

 

■財布はカード類でいっぱい

 

使う出番がほとんどないポイントカードや割引券など、財布をパンパンに膨れ上がらせているものは整理することを垣屋さんはすすめる。

 

「お金が貯まる人の財布は、きれいでスリムなことが多いのです。現金で支払うよりもクレジットカードを使ったほうが、ポイントは集約できるし、利用明細書は家計簿代わりになり支払いを見直し、把握できるので一石二鳥です」

 

買い物のNG習慣を改善し、今年こそ、貯め体質になろう!

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