「子供の性格で褒め方を変えて」専門家が3タイプ別褒め術指南

世界10ヶ国のべ100万人以上が感動した“ほめ育”と、幼稚園・保育園・こども園で3,700回以上の講演・研修の実績を持つ幼児教育のプロが生み出した“究極の子育てメソッド”として話題の書籍『最上のほめ方』より、子どもをほめる際のポイントをご紹介。

 

同書の著者・幼児活動研究会/日本経営教育研究所所長の八田哲夫さんいわく、「子どもは、“どう褒めてほしいか”で大まかに3タイプに分けられる」とのこと。我が子のタイプを見極めて、効果的なほめ方を知っておこう!

 

私は30年以上幼児教育の現場に携わっており、多くのお子さんを見てきました。そこで感じるのが、“その子に響くほめ方・ほめ言葉”によって、大きく3つの傾向に分けられる、ということです。

 

1つめは、いつだってほめてほしい、相手から好かれたいという思いが強い「いつでもほめて」タイプ。

2つめは、何かしら自分の作ったもので有能さを見せたい「よく見てほめて」タイプ。

3つめは、とにかくグレイトな自分を見せたい「とにかくほめて」タイプ。

 

例えば私が幼稚園で講演をしたときなど、この差を強く体感します。

 

私が子どもたちの輪の中に入っていくとき、最初に「先生だれ? 園長先生のお友達?」「なになにー?」と興味をもって側に来てくれるのは「いつでもほめて」タイプの子たち。

 

次に寄ってくる子たちは、何かを手に持っていて「見てみて! ブロックでコレ作ったの!」など、自分の作品を見せたがります。自分の作ったモノで有能さを見せたい「よく見てほめて」の子たちです。

 

最後はでんぐり返しや側転で現れる「とりあえずほめて」タイプ。「僕(私)ってこんなにすごいんだよ!」と、全身で自分を表現してくれます。

 

次に、タイプごとにほめるポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

 

■「いつでもほめて」タイプのほめ方

 

このタイプは安心・安全を求め、人から好かれたい欲求が強いです。ですから、シンプルに「大好きだよ」と言ってあげたり、ハグして愛情を伝えてあげることが大事です。「えらいね~」「お母さん、すごく嬉しかった」という言葉が、自然とその子の自己肯定感を満たすのです。

 

■「よく見てほめて」タイプのほめ方

 

何かを始めたときに「自分でやる!」「自分はできる」と強く主張するのがこのタイプです。有能であることを認める、より具体的な言葉でほめてあげることが大事になります。単に「えらいね~」ではなく、「一人で着替えができて、えらいね」と、本人が“何を(着替えを)”“どのように(自力で)”できたのかを、しっかりと伝えてほめてあげましょう。すると「自分はもっとできる」と挑戦欲が湧いてきます。

 

■「とりあえずほめて」タイプのほめ方

 

このタイプは、少年マンガの主人公のようなイメージです。段取りや結果よりも今の気分を重視し、「とにかくやってみよう!」と思ったらすぐ行動。行動を起こす事自体を楽しむタイプです。このタイプは、自分が重要な存在だということを認めてもらいたいので、多少オーバー気味にほめてあげましょう。とにかく子供の感情に合わせてほめることがポイントで、言葉に具体的な内容が伴わなくても構いません。「すごい!」「さすが!」「天才!」「アンビリーバボ-!」「ワォ!」などが効果的です。

 

ただしこれは「厳密に3つに分けられる」という話ではありません。人は基本的にこの3つの要素を持っていて、成長過程や置かれた場面によって、どれがより強く現れるかで違いが出るという話なので、そこだけご注意くださいね。

 

※この記事は『最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ』を基に作成しました。

 

【書籍紹介】

 

『最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ』

著者:八田哲夫/原邦雄(共著)
価格:1,300円+税
出版:光文社
http://amzn.asia/d/dljUOsh

 

【著者略歴】

 

<八田哲夫>
幼児活動研究会/日本経営教育研究所所長。幼児教育から日本・世界を元氣にする『革命講師』。子ども達への指導、職員研修、保護者講演など年200回超を15年以上継続し合計3,700回を突破。2017年7月LA日米教育サポートセンター主催講演を実現。2018年から本格的に海外でも講演活動を行っている。『ほめ育財団』幼児教育アドバイザー、個性心理學研究所認定講師、JADA協会認定SBT1級コーチ、JTA日本立腰協会公認・正指導員。公式ブログ『はっちゃんまんワールド』。

 

<原邦雄>
一般財団法人ほめ育財団代表理事。ほめ育【Ho-Me-I-Ku】を世界共通語に、子どもの教育にチャリティーすることを目的に財団を設立。ほめて育てる教育「ほめ育」は、世界10ヶ国に広がり、企業研修や幼児教育に活用され、国内外200社、100万人に支持されている。オーストラリア、インド、シンガポール等での海外講演を含め、年間200回以上の講演を行う。著書5冊(英語版・中国語版あり)。テレビ朝日「報道ステーション」他、テレビ出演多数。2018年、東久邇宮文化褒賞受賞。

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