史上初の1等当せん金最高12億円のスポーツくじ「ボーナスBIG」が、6月22日まで発売中だ(通常は最高6億円)。BIGは指定されたサッカーの14試合の試合結果を、コンピュータがランダムに選択。全試合の勝ち負け引き分けが一致すれば1等。機械任せなので、サッカーの知識は全く必要ないのが特徴だ。
「つまりBIGは運がすべて。私は吉方位のパワーで、幸運をつかみました」
こう話すのは、いまから11年前の’08年9月、第362回のBIGで、見事に1等6億円を当てた唱田士始矢さん。えっ、吉方向パワーってなに? さっそく、現在は開運アドバイザーとして活躍する唱田さんに、6億円を当てた経緯から教えてもらおう。
「じつはBIGを当てる数週間前、私は当日勤めていた会社の上司と出張先でもめて、それが原因で会社を解雇されてしまったんです」
唱田さんは10代のころから占いに興味があり、とくに九星気学の吉方位を自分なりにアレンジして実践していたという。
「このときも、クビという最悪の事態になったので、吉方位が北の日を選んで、青森県の弘前市に行くことにしました」
唱田さんがいう吉方位とは、指定された日に、その方向に行くと運気が上がるというもの。
「東京在住だった私にとって、吉方位が北というと、青森でも北海道でもいいわけですが、弘前は仲のいい友人が以前いたことから縁を感じて、ここにしました」
唱田さんによれば、吉方位開運法の3原則は次のとおり。
(1)距離と時間をかけた分だけパワーが増す
(2)自分と縁のある土地を選ぶ
(3)現地では宿泊するなど、くつろいでくる
「弘前では弘前城に登り、天守閣の上で十分によい気を体に注入してきました。これで、クビになったマイナスの運気は帳消しになったと感じました」
次に唱田さんはBIGにチャレンジする。
「’08年9月27日土曜の吉方位は西でした。東京から西といえば、国内だと九州。じつは私がクビになるきっかけになった上司との出張先が、福岡県久留米市だったんです。これは意趣返しに久留米で買うしかないと決めて、前日から久留米市内に宿泊。吉方位パワーを十分にため込んで、西鉄久留米駅にBIGを買いに行きました」
今回、本誌は唱田さんと、西鉄久留米駅で乗車券や定期券を主に扱う「西鉄チケットサービス久留米定期券発売所」を訪れた。ごく普通の駅のバス定期券売り場だが、よく見ると、BIGのポスターが貼ってある。
「宝くじは売ってなくて、サッカーくじだけ売っている。よくここを見つけたなと自分でも思います。それが吉方位パワーなんですよ」
ここで唱田さんはBIG10口3,000円分を購入。そのなかに6億円の大当たりが入っていたのだ。
そんなBIG6億円当せん者の唱田さんが、6月19~22日(販売最終日)までの吉方位を教えてくれた。
■19日(水):南東
■20日(木):南東
■21日(金):南
■22日(土):北
「私はいつもくじは『当たる』のではなく、『当てる』つもりで買っています。そのパワーの源が吉方位。もしくじが当たらない場合でも、22日に北に行くことで、身の回りに必ずよいことが起きます。ぜひ実践してみてください」