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人生100年時代、折り返し地点を過ぎた50代は今も恋愛適齢期!? この世代ならではの出会いや進め方、そして知っておきたい恋愛のオキテを現役・経験者の赤裸々な告白から探ります。

 

■50代の恋愛実例「8歳のとき以来、40年ぶりの再会だったけれど彼は私をすぐに見つけてくれました。子どもが産めなくても、今すごく幸せです」(大川あつこさん/53歳/男女とも離婚歴あり/恋愛開始後に即再婚)

 

今の夫と最初に出会ったのは、3歳で通い始めたピアノ教室。偶然にも同じ名字だった私たちは仲よくなり、その後も同じ幼稚園、小学校に進みました。ですが3年生のとき、彼が父親の転勤でロンドンに引っ越してからは、自然と連絡は途絶えてしまいました。

 

それから約40年、同じ名字ゆえ、フェイスブックで彼の妹と私を間違えた人がいたのがきっかけで、思いがけず連絡を取り、会うことになったのです。もちろん、そのときはお互い“幼なじみとのプチ同窓会”気分でした。

 

待ち合わせ場所にやってきた彼は、変わらない笑顔ですぐに私を見つけてくれました。食事しながら話していたら、数年前の住まいが目と鼻の先だったり、お互いの妹の誕生日が同じだったりと、縁を感じることばかり。気づいたらあっという間に時間がたっていて、まだまだ話し足りずに結局、3日連続で会っていました。3日目には、お互いの気持ちはもう決まっていたように思います。彼の「僕たち、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒にいる気がする。このまま結婚しちゃいそうだね」の言葉に、私も素直にうなずきました。

 

以来2カ月の間、ほぼ毎日一緒に過ごし、その年のクリスマスに婚約、翌年4月に入籍しました。

 

でも、けっして急いでいたわけではないんですよ。私たちふたりが家族として一緒に暮らすのが当たり前に思えたから、本当に自然な流れでした。お互い離婚経験があり、ともに経営者という立場から、人を見る目もそれなりに養ってきたつもり。ひとりで自分を客観的に見る時間がたっぷりあったからこそ「この人なら」と確信できたのだと思います。

 

……そして結婚から早くも4年がたちました。ときめく期間は終わった? とんでもない。私はますます夫を好きになっているし、夫の顔を見るたびキュンとしちゃいます(笑)。朝起きて最初に夫の笑顔が目に映るって、本当に幸せなことだなって。

 

私たちは48歳という年齢で再会し、恋に落ち、結婚した夫婦。若くして結ばれたカップルよりトータルで過ごせる時間が少ないぶん、残りの時間はとにかく一緒にいようと決めました。

 

子どもを産み育てることも、養子をとることもできない年齢だけれど、そのぶん児童養護施設を支援する活動を始めました。そして共通の趣味や友人を持てたことでも、私の人生はより豊かになりました。恋する気持ち、愛する気持ちは、年齢じゃありませんね。

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