金持ちでなくとも“不労所得”使っていない駐車場を収入に

年金だけでは老後の生活は成り立たないというのはもはや常識に。でも、このまま嘆いているだけでいいのか。もう、今さら働けないと思っている人にこそ読んでほしい、50歳から始める仕事探しーー。

 

「金融庁が『老後2,000万円足りない』と発表して以来、『将来、年金をどれだけもらえるのか?』は、最大の関心事かと思います。でも、ただ手をこまねいているのではなく『65歳までに、いくら貯蓄できるのか?』を考えて、50代から世帯の年収を増やしていくべきです。50歳からはじめても、年金受給までに『1日数時間で1,000万円の貯蓄』も可能ですよ」

 

こう話すのは、老後のライフプランニングに詳しいマネーセラピストの安田まゆみさん。でも「1日数時間で1,000万円の貯蓄」って、いったいどうやったら稼げるのだろう?

 

「いえいえ、難しく考えることはありません。時給1,000円で1日3時間×週4日働くと、15年たてば約900万円の収入になります。そして1日4時間働けば、15年で1,200万円稼げます。ここで大事なのは、『いかに効率よく、つまり極力負担が少なく、無理なく続けられる仕事を選べるか』なんです」(安田さん)

 

安田さんによれば、主婦が「無理なく続けられて、1,000万円貯蓄できる」仕事とは、おもに「家から出ずに働く」「主婦力を生かした仕事」「財産を働かせる」の3つに分類できるという。ここでは「財産を働かせる」について、仕事選びのコツと心構え、そして注意すべき点を安田さんが解説。合わせて2人の実例を紹介。

 

■財産を働かせる

 

“不労所得”といえば、お金持ちのものというイメージかもしれないが、そうとは限らない。駐車場予約アプリ「akippa(アキッパ)」では、使っていない自宅の駐車場を、コインパーキングのように人に貸し出すことができる。

 

「たとえば月に1万円や2万円でも、コンスタントに加算していけるということは大きなメリットになります。車を手放して駐車場が空いた場合など、検討してみてもいいかもしれません」

 

【実例1】自宅駐車場を貸して労せず年収24万円増/Aさん・50代・専業主婦

 

「主人は会社員で年収600万円、私は50代の専業主婦です。自宅に駐車スペースが2台あり、1台は空いていたため、駐車場として貸し出せないかと考えていたところ、ネットで『駐車場予約アプリ』のシステムを知りました」

 

Aさんはこのシステムで、月額2万円ほどの駐車料金を得ている。

 

「予約状況などがすぐにわかりますので、もっぱらスマホで確認しています。年収24万円でも老後の足しになると思っています」

 

【実例2】実家は貸したくない。でも駐車場だけOK/Bさん・55歳・専業主婦

 

「60代の夫は定年後、マンションの管理人として月8万円を得ています。私は55歳の専業主婦なんですが、実家が空き家になったので、駐車場だけでも貸し出すことに決めました」

 

Bさんは現在、このシステムで月2万5,000円の収入がある。

 

「このシステムのための特別なスキルは要りませんし、なにより労働時間を取られないので、趣味の旅行やパソコン教室にも自由に通えるのがメリットです」

 

そんな空き駐車場を貸し出すシステムだが、駐車場のみでは月額、年額とも大きな収入になりにくいので、ほかに仕事を持つことが必要な場合も。

 

仕事の探し方としては、ネットで情報収集をしつつ、同時に主婦友やママ友などの口コミも参考にするべきだという。老後のお金は不安、でも嫌なことをしてまで働きたくない……。そんな“わがまま”を押し通そう。

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