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夏が過ぎ、10月に入ったら年末はすぐそこ。今から“大掃除”について考えておきませんか? 年末の1~2日に詰め込まず、“中掃除”として10月半ばから少しずつ進めておくと、驚くほどきれいにラクに年が越せます。

 

「年末は忘年会やクリスマスなどのイベントも多く、まとまった時間が取れないという人もいます。大掃除の1~2カ月前から、少しずつスキマ時間に掃除を進める“中掃除”がおすすめです」

 

そうアドバイスするのは、サクラおそうじサービス代表の椎野悦子さん。まずは「大掃除の日」を12月末の日曜日に設定したら、10月半ばぐらいから、1週間ごとに掃除の重点ポイントを決める。

 

たとえば、窓やサッシ、その溝は、台風シーズンが終わって日中は暖かい10月半ばから末がベスト。室内の水まわりは家の照明でも掃除ができるため、平日の夜など、1日15分ぐらいの“ついで掃除”で十分きれいになる。

 

椎野さんが場所別に掃除のコツを教えてくれた。

 

【窓ガラス】まずは掃除機で汚れを吸い取ろう

 

網戸や窓ガラス、サッシの溝に詰まったホコリや砂は、いきなり拭き掃除をせず、まずは週のはじめに掃除機で吸い取っておこう。掃除機で行き届かなければブラシでかき出す。その後、網戸の外側全体を水でぬらしてスポンジでこすり、続いて窓ガラスの外側も同様に行う。その際、「水切りワイパー」を使えば、ぞうきんがけは不要。

 

【キッチン】洗い物のついでに“パーツひとつ”を掃除

 

シンク下の引出し、床、ガスコンロ前の壁など、1日1カ所と決め、夕食後、食器洗いのついでにさっと掃除をすれば1週間で片づく。油でベタつく床と壁は、重曹水をスプレーしてぞうきんで拭き取るとよい。

 

「ガスコンロ前の壁も、スプレー後に油ハネをプラスチックのヘラなどで取っからぞうきんがけをすると、ピカピカになります」(椎野さん・以下同)

 

【キッチンのパーツ】「つけおきボックス」を活用しよう

 

15リットルのぬるま湯に「セスキ炭酸ソーダ」150ccを溶かした「つけおき液」を作り、ガスコンロの五徳、換気扇のフィルターなどをつけおきましょう。その際、ゴミ袋を二重にして段ボールに入れたものを容器にし、シンクわきに置くとよい。段ボールの角を1カ所カットしておけば、ビニールの端を切ってそのまま汚れた液体を排水できる。

 

【浴室】「スプレーして放置」が基本

 

天井、壁、洗い場、サッシ、鏡など、1日1カ所、入浴しながら、または入浴後に掃除をする。特に目立つ水あかは「クエン酸」のスプレーを吹きかけておき、その間に湯船につかると時間のロスがなく、出た後にシャワーでさっと流すだけでOK。排水口はたまった髪の毛を日ごろから取り除くようにすれば、週1回程度の水洗いだけでもよい。

 

【トイレ・洗面台】寝ている時間も有効活用しよう

 

便器の内側にこびりつく水あかは、「クエン酸」のスプレーをひたしたトイレットペーパーを貼り付けておき、寝ている間に放置する。洗面台は鏡、ボウル、蛇口のまわり、引出し、歯ブラシホルダーなどに分けて掃除をするとラク。ボウルは歯みがき粉がクレンザー代わりになる。鏡は破れたストッキングを丸めてこすると傷がつかない。

 

ただでさえ慌ただしい年末。10月から“ついで掃除”しておくと、ゆったりと年を越すことができる!

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