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「4月から子どもは中学生。私が働きに出ても大丈夫かな」ーーそう思ってはみたものの、久しく家事や育児に追われて過ごしてきた今、また就職って……そんな不安に応えます! 子育て期間はブランクではなく貴重な経験値なのですーー。

 

「主婦が家事や育児に専念している期間は“ブランク”といわれます。でも、毎日、家のことを切り盛りするなかで、磨かれたスキルもあるはず。私はそれを“家オペ力”と名付けました」

 

そう語るのは、「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長。’11年から、仕事と家庭の両立を希望する、働く主婦層の声を調査してきた。

 

「たとえば、炊事、洗濯、育児や介護などを効率よくこなせるのは、『段取り力』があるということ。ご近所やPTAで、世代を超えたつきあいができるのは『コミュニケーション力』。必要な食材が、いちばん安く売っているスーパーを探すのは『コスト改善』です。専業主婦の皆さんが当たり前と思っているシーンでも、仕事のスキルにつながる“家オペ力”が磨かれているのです」

 

まずは「ママ友・パパ友との交流」「ご近所づきあい」「PTA」など9つのシーンを書き出してみよう。そして、次の9つの“家オペ力”が、それぞれのシーンでどう磨かれたか、例を参考に考えてみよう。

 

【家オペ力1】コミュニケーション力

例)子どもの学校、習い事、塾と、3つのコミュニティそれぞれのママ友と良好な関係を保ち、急な用事が発生した際などに助け合える環境を作ってきた。

 

【家オペ力2】リーダーシップ

例)月に1度、学校や家庭のことなどを気楽に話し合えるママ友ランチ会を企画。3人で始まったメンバーから徐々に声をかけていき、2年間で8人に増えた。

 

【家オペ力3】マネジメント力

例)転居して散り散りになった6人のママ友たちと半年に1度、交流会を実施。楽しい時間を過ごすことができるよう配慮しながら、毎回幹事としてスケジュール調整や場所の手配などを行ってきた。

 

【家オペ力4】企画・提案力

例)新興住宅地に同時期に引っ越してきたママたちとの交流を目的としたランチ会を企画。子どもたちを含め総勢30人を超えるイベントになり、今でも年に1度の定例会として定着している。

 

【家オペ力5】プレゼンテーション力

例)遠隔地にある将棋教室の先生に、近くで教室を開いていただけるようプレゼンを実施。ママ友たちに声をかけ生徒を5人確保していること、場所は近所の公民館を無料で借りられることなどを説明した結果、月に2度お越しいただけることになった。

 

【家オペ力6】交渉力

例)学校で起きたいじめがきっかけで子どもたちの間に派閥ができてしまい、親同士の関係にも影響が出始めたため、両方の派閥の母親たちに呼びかけて3対3の話し合いの場を設定。子どもたち同士でも話し合いをさせて、仲直りさせることができた。

 

【家オペ力7】コスト改善

例)定期的に行ってきたママ友交流会の外食費がかさむため、各家庭の持ち回りで、自宅で実施し、食べ物は自前で持ち込む方式を提案。お弁当を持参する人もいて、1人平均の参加費用を50%以上削減することができ、ママ友たちにも喜ばれた。

 

【家オペ力8】段取り力

例)ママ友たちとの飲み会ではいつも幹事をかってでて、スケジュール調整から店の手配、支払いまでを切り盛りしている。1人3,000円の会費制にするなど、運営の手間を省力化しているため負担は少なく、一方でママ友たちはとても喜んでくれている。

 

【家オペ力9】忍耐力

例)子どもが通う小学校でママ友グループ間のトラブルがあったが、およそ6年間どちらにも属さず、殺伐とした空気の中でも、子どもに影響が及ばないように耐え抜いた。

 

さらに8つのシーンで書き出そう! たとえば「ご近所づきあい」「子どもの習い事」「PTA活動」「自治会またはマンション管理組合」「家計管理」「子育て」「家事」「ボランティアなど自主活動」といったシーンで、あなたが発揮している“家オペ力”を書き出してみよう。少し時間はかかるが、深い自己分析につながるはずだ。

 

「女性自身」2020年3月17日号 掲載

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